ロシアの侵攻開始と戦うウクライナ

1. ロシア軍侵攻、ウクライナ軍の反撃、全面戦争、経済制裁強化
・2022年2月24日ロシア軍はついにウクライナに侵攻開始。東部から侵攻したが、すぐに北部、南東部へと全面戦争に展開。ウクライナ軍は果敢に反撃。ロシア軍はウクライナの一般市民も巻き込む無差別攻撃を展開。
・米欧は経済制裁を強化し、世界の金融情報ネットワークSWIFTからロシア主要銀行を排除し、ロシア中央銀行が世界に持つ資産を凍結してルーブル価値維持のための為替介入を困難にする最高度の制裁を実行した。ウクライナとロシア側で停戦構想がはじまったが、即時停戦を求めるウクライナと、武装解除とNATO非加盟の誓約を前提条件とするロシアで、要求は平行線で進展はなかった。

2. 東部派兵は侵攻のはじまり
・バイデン大統領は、プーチン氏が2.22.ウクライナ東部で親露派武装集団が実効支配する地域を独立国家として一方的に承認し、派兵を支持したことをバイデン大統領は「侵攻のはじまりだ」と強く非難。
・米欧日は対露制裁を打ち出し。制裁には、ロシア要人の資産凍結、渡航禁止、金融制裁(ロシア銀行などとの取引禁止)、禁輸(半導体など)が含まれる。

3 ロシア侵攻開始、軍用空港、南部都市制圧
・ロシア軍、2月24日東部、北部、南部の3方向から侵攻。南部ヘルソン、首都キエフ郊外の軍用空港を制圧。キエフ北方にあるチェルノブイリ原子力発電所も管理下に(ロシア国防省)
・バイデン大統領、「プーチンはagressor(侵略者)だ。代償を払わせる」と強く非難。
・ゼレンスキー大統領は、ウクライナ軍兵士137人死亡、316人負傷と発表。

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