HaLu詩〜悪意〜

悪意

ほんの一瞬の言葉で
人は離れてしまう時がある
私の知らなかった
傷口をえぐってしまう時がある

人は心に秘め
親にも言えない
罪悪感にも似た
心の傷を持っている

そんなつもりではなかった
君を傷つけてしまったと後悔しても
もう 絆は戻らない
壊れてしまった事実だけ
ここに残っている



いつもなら笑う会話
あなたが急に怒り出した
理由を言わない
あなたはここから離れていった

心を込めて
伝えた言葉が
時に人を傷つけたりする
知っているから気をつけていたのに

悪意があって傷つけたのか?
そう自分に問いかけてみた
悪意がなかったという事実が
自分の中にあったのなら
仕方がない時もある

人と人は時にすれ違って
絆がきれてしまうことがある
もう一度会いたいよ
そう願っても届いてくれない
思いは交差する

あなたに対して悪意はなかった
それだけは真実

胸に秘めた傷を時に痛めながら
思いは交差する

あなたに対して悪意はなかった
それだけは真実


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