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『虎に翼』お父さんの「優三くんかあ・・・」に憤る声

『虎に翼』見てます。
お父さん、直言さん。最後に「懺悔」した内容がひどかったと話題ですね笑。

優三さんの通知を半年も隠していたこと、そして、優三さんと寅子が結婚したときに「正直、優三くんかあとは思った」「花岡くんがよかった」発言。優三さんを下に見ていたんだなと憤っていた方がXには多数いましたが、やっぱり「下に見ていた」には違いなかったと私も思いました。

猪爪家は戦前から裕福な家庭で、しかもお見合い結婚が普通の時代。人柄は抜群に良くても、両親がおらず将来性もおぼろげな優三さんを気の毒とは思いつつ寅子の相手と考えなかったのは自然なことだったなと。

逆に、優三さんと寅子が大恋愛して結婚しようという展開だったとしたら、周囲は大反対する中、賛成したのは直言さんだったでしょう。

寅子を女子部に進学させたというのは当時からしたら、相当なイレギュラーな判断。そんな直言さんがかわいい娘の思う通りにさせてやりたいと思うのは当然なので。

昭和一ケタから20年代の人たちの価値観の中で、令和ナイズされることなくストレートに描いているこのドラマはその点でも良質なものだと思うのです。

優三さんの人柄の良さはあらためて語るまでもないんですが、これで仲野太賀さんの人気も実力もさらに広く認められることになりましたね。

私が仲野太賀さんを拝見したのは2021年4月に行われた坂元裕二朗読劇でした。感極まって顔全体を涙で濡らしながらセリフを読み続けた姿は忘れられません。

その後、仲野さんが出ているドラマはよく見るようになってしまい、テレビドラマの中でお気に入りは『コントが始まる』です。今年秋には下北沢で舞台に出演する予定です。スムーズに観に行きたいのであまり競争になりませんように…。


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