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【性被害告発後の経緯と、相互フォロワーさんへのお願い】

昨年、ここnoteで知り合った方から受けた性被害を告発しました。しかし、未だ加害者は償いの意志を見せず、アカウント削除に応じる気配もありません。そればかりか、事件当日の近辺に新たな記事を公開されました。(私がTwitter上で言及したため、現在は下書きに戻されています)

私の性被害告発において、共感と理解を示してくれている方々にお願いがあります。
加害者のnoteアカウントのフォローを外していただけないでしょうか。共に憤ってくれている私への寄り添いから想像するに、おそらく外し忘れているだけでは……という方が現在多数見受けられます。

SNSの特性として、「フォロワーさんがフォローしているから信頼できる」と考えがちなところがあります。私が被害を告発した最たる理由は、「加害者による再犯を防ぐため」です。当然、私自身の名誉回復と心の折り合いをつけるため、もっといえば「これからも生きていくため」でもあります。

また、私の相互フォロワーさんがフォローを続けることが、加害者の認知の歪みにつながっている可能性もあります。自分は許されている、まだ信頼を失っていない、と。
Twitter上でここまでの経過をご存知の方は重々承知かと思いますが、加害者は私に対し、欠片ほども罪悪感を待ち合わせておりません。むしろ“自分こそが被害者だ”と思っています。

加害者がこうまで頑なにnoteアカウント(他SNSアカウントも含めて)に固執する理由の一つに、「フォロワーへの執着」があると思っています。それが私と相互の方なら尚更です。

もし万が一、加害者との交流を望んだ上でフォローしている方がいるなら、その方は私のフォローを外してください。理由説明は不要かと思いますが、敢えて言葉にするならば、「私の過去を知った上で、私に対し騙し討ちのような形で避妊なしの性交に及んだ加害者と今後も親しくしたい方と、私は一切関わりたくない」のです。
私と加害者の間に起きたことは、個人間の“諍い”でも“すれ違い”でもありません。「性暴力事案」です。

加害者への寄り添いは、SNSアカウント以外の場所でもできます。もし、そうしたい方は、「被害者から見えない場所」でそのようにする配慮を持って然るべきと考えます。しかし、その寄り添いが「無条件の甘やかし」である場合、加害者の認知はますます歪み、結果、被害者である私が傷つき続ける状況に加担している事実をご承知おきください。

中には、加害者の動向を把握するためにフォローを続けている方もいらっしゃると思います。しかし、noteはTwitterと違って鍵アカウントがないため、その配慮は不要です。

私の身に起きた性被害に対し、全員に同じ温度感で怒ってほしい、などと無茶を言うつもりはありません。しかし、加害者が私にしたこと、私以外の女性にも卑猥な声がけをしていた事実を鑑みれば、「これまで通り」が通用する状況を生み出すことは、加害者自身のためにもなりません。最悪の場合、再犯につながります。
加害者自身のためにも、己の罪に対する最低限の責務は負うべきです。

性被害事案において、しばしば「中立」の名のもとに二次加害が起こります。私自身も例外なく、その被害に苦しめられました。
私の両親からの性虐待被害には憤り、「応援しています」と声をかけ続けてくれた方々が、2年前の被害においては沈黙を貫く。そればかりか、加害者との関係を継続させる姿勢さえ見せる。それがどれほど残酷なことか、今一度考えていただきたいです。

遠くの加害者に声を上げるのは簡単です。身近な人物が加害をした際、その罪を直視できるか、被害者の尊厳を何よりも優先できるかどうかが、性暴力被害(二次加害含む)を減らせるか否かの分かれ道だと私は思います。

被害から2年が経ちました。私は被害の影響で貯金の大半を失い、未だ安定とはほど遠い日々を過ごしています。被害当日(4月6日)に近付く3月から4月にかけては、重いトラウマ反応が繰り返し表出し、悪夢とフラッシュバックに襲われ、連日のように叫んでいます。パートナーもまた、私の悲鳴と嗚咽にまみれた日常を生きています。

「終わったこと」にできるのは、加害者だけです。私たちの被害は、現在進行形で続いています。

最後に加害者の方へ、今一度要求します。
全SNSアカウントを削除してください。特に、私に対する二次加害と辱めを繰り返したnoteアカウントの削除を強く求めます。
被害の翌日、「昨日の心情をnoteに書いてみたよ」と私にLINEをしてきたあなたの文章が、以下のものです。

この文章を読み、私は比喩ではなく嘔吐しました。私の過去の傷を知った上で、性虐待被害者の特性を利用して加害した相手から、この内容の「エッセイ」を送りつけられる苦痛があなたにわかりますか。
私がnoteアカウントの削除を求めるのは、至極当然の感情だと思います。

慰謝料も、償いも、まともな謝罪も、こちらはすべて放棄しました。私とパートナーの生活、尊厳、あらゆるものを踏みにじった以上、指先ひとつで取れるケジメぐらい付けてください。自分に都合の良い解釈に逃げ込み、黙殺で「なかったこと」にするのはやめてください。

被害以降、私が未遂をした回数は片手を超えました。救急搬送された回数は3回、そのうち一度は入院までしています。
人の命が消える瞬間は、あなたが想像するよりも呆気なく訪れます。私が今生きていることを、「当たり前」だと思わないでください。

己の罪と向き合い、今できる償いをしてください。これは私からあなたにできる、最後の警告です。

最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。 頂いたサポートは、今後の作品作りの為に使わせて頂きます。 私の作品が少しでもあなたの心に痕を残してくれたなら、こんなにも嬉しいことはありません。