マガジンのカバー画像

琴線に触れたnote集

1,428
何度でも読みたくなる。 出会えたことに心から感謝したい、素敵なnote集。
運営しているクリエイター

#ひとりごと

人生という旅路で交わる者たち

2021年の夏から通っていたESL(英語を学ぶクラス)を卒業した。といっても、8月〜翌年5月で1タ…

Mica
9か月前
72

あの子の痛みを、君が決めてはいけない

「痛いかどうかは、された側が感じるんよ」 最近、長男によくかける台詞だ。以前もnoteに書い…

Mica
1年前
59

ポケットティッシュとハグ

くすん、くすんと、すすり泣くような音が聞こえて、それがクラスメイトの声だと気付いたのはし…

Mica
2年前
72

挑戦と傷、そして継続

長男がバスケットを習い始めた。アメリカの独立プロリーグにも参戦したという日本人女性が運営…

Mica
2年前
76

人生を切り取る、楽しさと怖さ

前回のnoteみたいに、子どもとの日々について書くと、しばらく気持ちがグラグラする。揺さぶり…

Mica
2年前
83

孤独を憂うのに一人になりたいなんて

「俺の奥さんは、さみしい病なんだよね」と言ったときの先生は、困ったような顔をしながらどこ…

Mica
2年前
87

自分の文章を信じるということ

晴れた日に屋外で味わう冷たいコーヒー。子どもたちが寝たあとの静寂と読書。葛藤や焦燥の先に希望が見える音楽。 編集教室から出された「好きなものを教えてください」の問い。私が前述のように回答すると、講師の方からこんなコメントが添えられた。 『共通しているのは、抑圧からの開放ですね』 自分では一貫性がないと感じていた答えに対して鮮やかに引かれた「抑圧」という一本線。思わず唸るようなプロの紐解きは、心に爽快な納得感を与えてくれた。燦々と降り注ぐ光にも元気をもらうけれど、私は身悶

子どもじゃなくて母性を育てている

息子たちの髪を乾かす時間が好きだ。 水浸しのままで逃げ回る子を追いかけ、体を拭いたりパジ…

Mica
3年前
87

勇敢なファミリーの空模様

丁寧な暮らしをする人に憧れている。 部屋の彩りに季節の花を添えるとか、プラム酒を仕込んで…

Mica
3年前
63

10年、節目の片道切符

アメリカに行く。大それた野望も、勝算も、企みも、あったわけじゃない。無鉄砲だった。ただ「…

Mica
3年前
341

遅れてきた感傷とレモンの木

物事に対して現実味を感じづらい。そう気付いたのはいつぐらいだっけ。 あんたってみかんに似…

Mica
3年前
66

仕事にしたいんですか、趣味じゃダメなんですか。

今年は手帳のフリーページに書いている日記。久しぶりに開くと前回から一か月も経っていて驚く…

Mica
3年前
141

因数分解と化学変化

漠然とした悩みはいつも視界の片隅にある。そういえば人生で「悩んでいない」時間などない気が…

Mica
3年前
95

明日はもっと優しくなりたい

同じ地域に9年、同じ家に4年住んでいると、毎年恒例の光景が増えていく。 一つは、小庭に一株だけある季節の花。いつも4月半ばに満開を迎える。薔薇のような、椿のような、花に詳しくないからわからない。絶妙なピンクで、きれい。 もう一つが、玄関先に作られる鳥の巣。花と同じ時期に作られる。燕じゃない、雀じゃない、これまた鳥に詳しくないからわからない。高い音域で鳴いて、かわいい。 一本、また一本と親鳥が小枝を運ぶ姿を見ていた。家族なのだろうか、2匹いる。顔に赤い模様がある子をピンピン