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カッテ2エッセイ 2024. 4. 9. 「桜はキレイだな」


今日は2連休の1日目。昨日まで3日勤でした。私の病棟では夜勤があるので最大で日勤は3日間。4連勤とかはない。普通なら3日勤夜勤とかだけど、ありがたいことに2日休み。



が、疲れた。土日挟んでいたのに疲れた。土日は受け持ちの人数が多いけど、基本は入院が来ないので楽なんですがね。2日目の日曜日の仕事終わりに桜並木が見える場所へ行き、一人花見。



毎年、桜の季節はここに来ることを勝手に決めている。必ずお供に自販機で購入したあったかい缶コーヒー。満開でよかった。桜は散ってしまうのがいいですよね。



ただ、その日は日曜日だけど残業して、書きたい書類があったのでPCと格闘。帰りに3月で病棟が変わったケアワーカーの方とたまたま廊下で再会し、少し話す。病棟が隣に移っただけでもう何もかも違くて、師長さんが癖のある人で大変らしい。



この師長さんは今の病院で私が働き始めた時からいた人。隣の病棟の人なので顔は知っている。新しく来た人が驚くくらいに辞める、辞める。ついこの間入った看護師は3日で辞めたらしい。なぜ、師長が変わらないのかこの4年間の最大の謎。変えようとしない看護部長は頭がおかしいのか、何か弱みを握られているのか。



なので部署とか病棟とかってほんとうっっっに!運。私が入った病棟のたまたま配属されたチームのメンバーが良かったとか。たぶん、隣の病棟に入っていたら一瞬で辞めていたと思う。チームも違っていたら、私はメンタル強くないし、変な人間がいたらすぐに逃げよう精神なので恐らく辞めていた。


1ヶ月早く入ったほぼ同期は他チームに配属され、面倒臭い人が2人いた。病棟の流れとか、業務とかある程度わかるまで教えてくれるプリセプターという役割がヤバいやつナンバー1のその人で一番苦しめられていた。が、同期はメンタル強めの明るい子なので「いつか、あいつを破滅させてやる」とかなんとか言って働いていて去年の3月にその人が辞めて、めでたし。みたいな。破滅させるってどうすんねんって感じだけど、普通のその人といい感じに交わり、スルーできるところは完全にスルーして乗り切っていた。すげーよ、同期。



でも私はそれ、できない。そんなに器用じゃないねん。とか考えてしまう4月ですよね。んで、ケアワーカーの方と話をしていて、「もう辞めるのも時間の問題」と言っていた。それくらいに上司とか一緒に働く人って大事なんだよなー。大事なんだよと思いながら花見をしていました。一人、缶コーヒー。21時。花、愛でる。みたいな。


桜っていいですよね。夜桜もいい。晴れの日もいい。雨の日も風の日もいい。って感じです。


そして昨日は4月から新しく入った人に教える役割を担い、気を遣いながら教える。その気の遣い方が難しい。とかなんとか考えながら昼はお弁当を作る気力もなかったのでカップ焼きそばを食す。仕事を終え帰宅。


家に帰り何も食べる気力はなく、唯一家にあったMOWというアイスクリームと無印で購入したメロンソーダを合わせて飲みたいし食べたい!と思い、わざわざ100均でその2つを入れたら映えそうなカップを購入して風呂へ入る。


行儀が悪いけど、一度やってみたかった風呂アイス。INメロンソーダ。しかも読書しながら。最高です。瀬尾まいこさんの「夜明けのすべて」。最初はいい感じだった。メロンソーダフロートで、美味しくて、本も楽しい。これこそ、幸せだぜ。と思っていた5秒後にアイスが風呂の中に入りました。手からスプーンがこぼれ落ちたのです。もう誓う。風呂では何も食べない。当たり前やがな。

落ち込んだ気持ちで風呂から上がる。お腹は空いている。メロンソーダフロートで心は満たされたけど、お腹は満たされず。それが私の満腹中枢を刺激しているのだと思う。なのでコマ切れの鶏肉を4つ焼いて、ご飯の上に乗せて食べる。美味しい。焦げてしまったけど。

昨日が月曜日でラジオの「あとは寝るだけの時間」を楽しみに聞いていたけど、気づいたら途中で寝ていて23時にゲットアップ。急いで歯を磨いて就寝して今日。起きたら身体、だるい。マジで3日分の疲労が身体に蓄積されている。天気も悪いし、除湿器を稼働しないとやってられん。湿気は身体の最大の敵だと思っている。それは南の離島に半年住んで学んだこと。


朝は8時半に起きて、「パンサー向井のふらっと」を聞く。相変わらず楽しい。味噌野菜鍋を作って、餅を2個投入。野菜はもともと冷凍してあるので楽チン。そこに昆布と煮干しと鰹節を入れて、謎に出汁をとりながらそれもすべて食べる。これがエコってやつですね。生姜とニンニクと胡麻も入れました。モデルみたいなメニューですね。


ご飯食べて、11時から始まる「生活は踊る」を聴きながら家計簿をつけていきます。私は散財マシーンですが、家計簿だけはつけている。今日は2、3月分と一昨年、去年の収支を締めました。去年と一昨年だけで年間10万円くらい給料に差が出ているんだが・・・というより、金、使い過ぎ。自分には老後がないと疑っていないであろう人の金の使い方。あるいは富豪だと思っているのか。


自分に喝を入れないと。でもどうやって?気をつけるしかない。ちゃんと考えて買う。もう38歳だけど。今日が一番若い日ですからね。途中、少し寝たりYouTube見たり、ポテチ食べて本を読む。



そして夕方。前から新宿で見ようと思っていた映画がやっている!しかも監督と企画した人の舞台挨拶あるじゃねーか!ということで「笑いのカイブツ」を観に行く。下高井戸シネマにて。明日は主役の岡山天音さん、明後日は前田旺志郎さんが来るらしい。すげーな。舞台挨拶のあのお得感はなんなんでしょう。


が、ここで珍事件。私の斜め前におじさんが座っていました。映画の始まる前の予告からやたらと動く。前屈みになったり、背もたれに寄りかかったと思ったら今度は禿げた頭を掻き始める。これ、エンドレス。落ち着かない。動きが異様にでかい。珍しいな。こんなこと。


チケットを買っている時に声が大きくて「?」と思った人でまさかの前に座ると思っていなかったらその奇跡に驚く。だが、私は自分の映画あるあるがある。CMの時にワサワサ動いている人ほど、鑑賞中はじっと集中している説。別に予告の時は何をしてても別に許されるので携帯見たりとか、話していたりとか、なんかカバン漁っている人とか普通。でも、基本みんな映画が始まれば集中。なのでこのおじさんもそうだと思っていた。

 
が、その映画あるあるを見事に覆えされた。まぁ映画自体が面白くて私もある程度に集中できたからよかったけど、ふとした瞬間に頭が動くのが目に入る。なんでそんな前屈みになる?メモを取っているのかくらに身体が前に行っているよ。頭をガシガシ掻くしね。色んな人がいる。席を移ろうかとも思ったけど、映画が素晴らしくて、物語に入り込めたのでそこまでは至らなかった。


ちなみに映画は実際にいたラジオのハガキ職人の私小説みたいな原作を映画化したもの。実際にいる人。人を笑わすことに夢中になっている主人公。ハガキ職人としてラジオやテレビにネタを書いて送る。レジェンド的な存在だけど、生活したり、働いたり、誰かと会話することが苦手。東京へ行くチャンスがあって、行くんだけどそこでも、お笑い以外のことで苦しんでしまう。

ただお笑いのネタで人を笑わせたいだけなのに、その他のしがらみが大きすぎて上手くいかない。ネタを書く才能と情熱だけは誰よりも持っているのに、世間を渡り歩くのが難しい。そしてお笑いはその世間を笑わせないといけないという矛盾。


こんだけ自分が集中できて、情熱を燃やし続けることが見つかることが本当に素晴らしいけど、それだけじゃ上手くいかないんだ人生は。もちろん、上手くいく人もいるけどそうじゃない人もいる。そもそも、何か夢中になれるものが見つかることが奇跡なんだよな・・・とか色々と考えさせられる。

そして監督の舞台挨拶もよかった。質問の中には「おぉ!そのシーン、聞きたかった!」みたいなこともあってより楽しめた。やはり映画を一から作ることは製作費や役者さんのスケジュール、本当にこの映画が利益を生むのか。など色々と大変なことがあるらしい。しかもコロナ渦で一度、中断になったからより一層厳しかった。そういうことも聞けて、よかった。もちろん、ここでも斜め前の頭動かしおじさんの動きが止まらない。まぁいいや。映画も舞台挨拶も楽しめたし。


こんな休日もいいもんですね。


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