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3月

今日から3月。
年が明けてからもう2ヶ月も過ぎたのかと思うと時の流れの早さを感じる。3月というと卒業や引っ越しの時期。住んでいるアパートでも、今朝さっそく引っ越し業者が来て作業していた。慌ただしい音を聴きながら動きのある季節を感じていた。

植物たちも春の暖かさを感じてそろそろ動き出す頃。とはいえ実家は雪国なのでまだ春という感じは遠い。昨年父が他界し、庭の管理を兄弟で分担してやるようになり、庭木の剪定や雪囲いも少し手伝った。わたしが切った木たちは元気だろうか?切り過ぎてしまったものもあるので少し心配しながらこの春を待っていた。

春になると動き出すといえば花粉。毎年花粉症の方はとてもつらい想いをされているそうだが、わたしはほとんど感じない。なんとなく鼻がムズムズするなぁというくらい。ニュース映像で見るような黄色い花粉がぶわっと風に舞っている景色を実家の裏山でもよく見かけるが、田舎では雪や土が花粉を吸着してくれるおかげか、都会ほど花粉症の方は多くない印象を受ける。

花粉症の方は完璧主義者だと、故小林正観さんは仰っていた。花粉花粉と気にしすぎるから花粉症になるのかもしれない。意識を花粉から逸らすことができれば花粉症も軽減するのでは…などと、最近わたしが学んでる視点から見るとそんな風に思える。

前回、植物にも魂があり、人間の言葉によって長生きしたり美しく咲いてくれるということを書いた。写真のラナンキュラスは買った時はカップ咲きのような状態だったが、日に日に花が開いていき、フリルたっぷりの華やかなドレスのように外側に花びらを広げて咲いてくれていた。花屋で見かけるラナンキュラスとはまた違う、ダイナミックで美しい姿だった。

スイートピーはなんと実をつけていた。種として取れるかはまだわからないが、花屋で買った切り花のスイートピーが実をつけるとは思いもしなかった。

毎日「おはよう」「今日もきれいだね」「幸せな気持ちをありがとう」というような言葉をかけていた。それぞれの品種によっても異なるが、約2週間は花瓶で楽しませてもらった。切り花の中には1週間と持たないものもあるので、体感としては長く持ってくれたと思う。スイートピーだけはまだ小瓶に移して様子を見ている。果たして種は取れるのだろうか?

前回ラナンキュラスの魅力にハマってしまったので、今度はさらに大輪のラナンキュラスを購入してみた。どのような咲き姿になるのか、今から楽しみだ。

そして、毎日植物の本や庭の動画を見てはこんな庭を作りたい…という妄想を膨らませている。庭で育てたたくさんの花に囲まれて生活するのが今の夢であり目標でもある。花屋の店頭で花の種類と値段を見比べて悩む人生より、思う存分好きな花を摘んで飾れるような豊かな人生を送りたい。

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