「不登校だから学校行かなくていいよ」の後


早期支援の現場では
「今落ち着いているので」と言う人達が必ずいる

その人は、今だけのことしか見ていない場合がある

誰かからアドバイスや支援を受けている人は、
丸っと信じる前に、
その人が、その子の生涯を見据えてその発言をしているか
物事をどう捉え、どう考えている人なのか
個人のこれまでの経験則だけで話していないか、それで大丈夫そうか
よく見ておいた方がいい


縦割り社会

小学生、中学生、18歳、20歳等々
関係機関の職務範囲と切り離される瞬間
突然対応を変えられて
困り果てている人達をたくさん見てきた


「落ち着いてるから大丈夫」
「不登校は、無理して学校行く必要ないよ」
私の場合は、この言葉は
黄色信号に見えている(注意)


タイミングやケースバイケースで
その言葉が必要なことはあるが、
見ていると、子どもが今目先の苦しみから抜け出せるための発言であり(それはとても大切)
今手がかからないから
その発言をしていて、
その後に放置になるパターンの人達が多い

そう言って
今できることをせず
時間が経った後

(その間子どもは
昼夜逆転
対人恐怖
緘黙
ゲーム、ネット依存
等々
色々あったり)


ある日を境に
子ども達は突然言われ始める




自己責任
自己責任
自己責任


年齢が○○歳なので

もう大人なので

片親家庭でも
使える制度は○○しかありません
○○の支援はできません


○○をしていないので
○○がないので
○○する資格がありません
対象になりません


やる気あるの?
なぜできないの?
なぜやらないの?


それくらいできないと仕方ないよね
○○歳なのにそんなこともできないの
あなたはこういう人だから、○○はできないよね  


自己責任
自己責任
自己責任


障害者だから仕方ない
天気や災害で左右される人だから仕方ない
生理や体調でこうなる人だから仕方ない

○○できないから
○○の生き方しかないよね



そう言われている人達
そう働きかけられている人達を沢山見てきた



そこから精神を病む人もいる


あなたは、他者に迷惑をかける人だね
あなたは問題人間だ 
困った
困った

あなたは、なんでそんなことをするんだろう
人として良いことなの






私は今1つの出来事をとっても
自分が返答や提案する支援内容が他者と違うと気づく事が多い


人と意見違うなぁと思っても
その理由では、
絶対に自分の意見をブラさない

いろんな意見を聞いて精査する
本当に自分の意見が
その人の状況が良くなるために
役立つのか、根拠を確かめる
(自己選択・自己決定・自己責任がその人の人生をより良くしていくため、外部からこうした方がいいですよと決めつける伝え方は効果的でない。伝え方は工夫が必要)

逆に、周りの人が将来まで見据えて
今を捉えていない可能性があり、
それ自体は問題はないが、
それによって
大きくマイナス影響を受ける人がいるため、
他者の発言や提案の意図を
よく確かめるようにしている

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