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自信とは何か?①~「自信がある人」は存在しない!?~

コーチング仲間のChikaさんとペアトークをしている中で、「『自信』を求める人は何を求めているのか?」という話題で盛り上がりました。

テーマを持ち込んだのは私だったのですが、その理由は、「自信が欲しい」というクライアントさんが複数いらっしゃったからです。

もしかしたら、それは不思議なことではないと思う人の方が多数派なのかもしれませんが、私にはとても違和感があることでした。
なぜかというと、私は「自信」そのものが欲しいと思った記憶がないからです。もちろん、なぜか自信満々そうな人というのは見たことがあるし、そういう人がゲットしたポジションをうらやましいと思った経験はあります。ですが、私が欲しかったのはそのポジションであって「自信」ではないんですよね。

コーチングセッションの中では、「自信が欲しい」というクライアントさんそれぞれの「自信がある状態」「自信があったらやりたいこと」「何のために自信が欲しいのか」などなどご本人の「なりたい自分」について伺いつつ、協力して方向性を明らかにしアクションを設定していくので、セッションの結果クライアントさんがどうするのかはそれぞれ異なります。ただ、同様のテーマを持ち込む方が何人もいらっしゃるので、何かセッション外で使える共通の処方箋が作れないか?と思ったのです。

「自信がある人」といのは存在しない!?

最初は「『自信』を求める人」の共通のゴールはなんだろう?ということで、彼らの思う「自信がある人」像について話してみました。つまり、Bにいる人のゴールはAにいる人になること、と仮定してAにいる人の特徴をあげてみようということになったのです。

図1

ところが、いくら話してみても彼らから見た「自信がある人」は「自信がありそうに振る舞う人」でしかないのです。もしそうなら「自信がある人」になるためには「自信がありそうに振る舞う」しかなくなり、実行した瞬間「自信がありそうに振る舞う人」は必ずしも「自信がない人」でないとは言えなくなり、Bの人のゴールか?と言われると違うような気がします。下図のような状態です。

図1.5

どうも上手くいかなかったので、Aの人の立場で考え直してみました。「自信がある状態」とはどんな状態か?「自信がある」を言い換えると「できそうな気がする」もしくは「できない気がしない」だと思います。
ここで、気がついたのですが、「できそうな気がする」「できない気がしない」には必ず対象があるのでは?ということです。例えば下図のような感じです。

図2

Aの人は、特定のことについて「自信がある」行動を取っているだけなのですが、Bの人からは、それが「自信がある人」に見えるということですね。これは私としてはとてもしっくりきます。
ただし、もしそうなら、この世に生きている限りは誰にでも「できること」と「できないこと」は存在するはず(誰にでもAの時とBの時が必ずある)なので、「Aにいる人」と「Bにいる人」という明確な違いは無いのでは!?ということになってしまいます。
ただし、現実には「『自信』が欲しい」と真剣に言っている人(Bの人)がいて、「『自信』とはなんぞや…」と悩んでいる私が存在している…

ここへ来て「あれ?私悩んでるな??」と自覚し始めたので、私のゴールに立ち返ってみました。私のゴールは「『自信』を求める人の処方箋をつくること」で、そのために「『自信』を求める人の(共通の)ゴールは何か?」を考えていたのでした。

…勘のいい人はもう気づきましたよね?つまり、悩んでいる人と悩んでいない人の違いは何か、ということです。悩んでいる人ビジョンではこういう世界(↓)に見えていて、うっかり私もその世界観にとらわれていたのですが…

図3

実際にはこんな感じだったわけです(↓)!!

図4

つまり、「『自信』を求める人の(共通の)ゴール」は、「自信が欲しいと思っていない状態」です。
『自信』を求めてここまで読んでくださった方には、「えーっ!」と思われるかもしれませんが、ちゃんと処方箋まで出す予定ですので、もう少々お待ちください!

私はここまで整理ができたところで、アレと一緒だな、という話を思い出したので、次回は「『モテたい』のゴールは?」について書きます。

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