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児童相談所の一時保護所に娘が入所した話

※この記事はけっこう前のことを書いています。
最近は少し平和です。少し、ね。

お久しぶりです。
ムスメ、高校生になれたぜイェイ。
不登校から普通高校に進学したぜイェイ。
母ちゃんの荷が降りたぜやっと母ちゃん自分の人生を再スタートできるぜイェイ。

というわけで少し生活が落ち着いたころ。
調子に乗った私が資格試験の申し込みなんかしちゃって、勉強と家事と育児と仕事頑張るぜ!とアゲアゲな感じになっていたころ。

事件は置きました。

長女、警察に保護からの児童相談所の一時保護所へ入所。

久々の大パニックを起こし、夜間雨の中裸足で自宅から飛び出していき、私が捜索を依頼した警察に保護。そのまま児相の一時保護所に入りました。

パニックのトリガーとなったのは、スマホの時間制限でした。

高校生にもなれば、スマホの制限をかけていない家庭も多いかもしれません。

しかし我が家は娘の特性や、睡眠障害があることなどから、当時平日夜10時以降のスマホ利用を禁じていました。

何が何でも禁止というわけではなく、行事前やテスト前などは柔軟に要望を聞き入れてきました。
つまり、友達と遅くまでやり取りをしなければならない時には都度都度制限を解除していたわけです。

しかし私だって人間だもの。一人で子育てしている余裕のないポンコツ人間だもの。
忘れるんですよ、一時解除した制限を戻すことを。私レベルのポンコツになると、制限解除したことさえ忘れるんですよ。

で、制限解除していたことを忘れていたのです。
ある日ふっとスクリーンタイムチェックしてみたら、なんだよムスメ真夜中までスマホ使いまくりじゃん寝てないじゃん!!

相変わらず毎朝ムスメを起こすのに苦労し疲弊しきっている日々。入学後まったく勉強せず早くも深海魚になって遊び回っているムスメを見ている日々。
キレちゃいました、私。
深呼吸することなく、特性を考えることなく、さらに時間も悪かった。すでに22時近い時間になろうというタイミングで反射的にムスメに言いました。

「深夜までスマホ使ってんじゃん!!」

これがきっかけ。パニックを起こす娘、外に飛び出す、以下前述の通り。

無事に1時間もかからず警察に保護。で、そこから児相の一時保護所へ入所となりました。
正直、この夜に娘が戻ってきても双方落ち着いて対応できるとは思えなかったし、ここで第三者の介入がないとだめだろうという思いがあり、この状況となってしまった以上、この措置はやむを得なかったと思います。

しかし、一時保護所へ入所してしまうと、落ち着いたら1泊で帰って来られる、というもんじゃありません。
過去に入所検討されたこともある娘ですが、なぜそこに至らなかったかというと

・一度入ると最低2週間は帰れない。いつ帰れるかは児相の判断次第。
・そこから学校には通えない。(つまりその期間は学校をずっと休むことになります)
・もちろん集団生活、私語禁止。

この辺が引っかかったからです。
特に学校に2週間以上通えなくなるというのはかわいそうであり、またそれをきっかけに不登校に戻ってしまうのでは?という心配もありました。

しかし娘にはこの知識がない。保護当時、まだ母への怒りが収まっておらず顔を合わせたくないという状況。
私は警察官に伝えました。

「このまま保護になり一時保護所への入所となったら学校にしばらく通えなくなることを伝えてほしい。その上で娘にその選択でいいか確認してほしい」

警察官は「分かりました」と言いました。心配だったので私、同じ言葉を3回くらい念押ししました。
ですが結局娘にこの情報は伝えられなかったようです。

そのまま一時保護所へ入所し、私とはしばらく離れ離れとなりました。

続く。

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