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あなたの人生はあなたの道になっていますか?

誰かの役に立ちたい。

それは誰しも思ったことがある気持ちだと思います。
でも、「なぜそう思うのか」というのはとても大切で、

その「誰か」が大切だからなのか
自分が「必要」な存在だと思ってもらいたいからなのか
誰かの役に立たなければ「価値がない」と思っているからなのか

表向きには同じ「誰かの役に立ちたい」でも
その裏にはいろんな「理由」があるように思います。

私は10代〜20代はじめの頃、上にあげた理由のうちの二番目と三番目に圧倒的にとらわれていました。なんなら恐怖さえも抱いていました。

だからこそ、実際に役に立てていたかは別として、
ずいぶん誰かの役に立とうと頑張っていたように思います。
自分の気持ちなんてプライオリティのうんと下。
それが大人になることだと勘違いして。

けれど、ちょうどその頃の日記を見返してみた時に

「私は誰の人生の道を歩いているんだろう」

という言葉が書いてありました。
周りを見回してみると、それぞれにちょっとやんちゃだったり、好き勝手したりしながらでも、その道は確かにその人の道だと言えるもののように見えた。

けれど、私の道は一体誰の道なんだろう?
私の足跡はついているけれど、この道は私のもの、とはあの頃には言えない自分がいました。

でも、長い間、周りの顔色と気持ちだけ見続けてきた自分にとって、自分の気持ちを知ることは大変な作業でした。

でも、子どもを産んで、吸い込まれそうな透明な瞳をみた時に、
私はこの子に自分の人生を歩くことを伝えられる人間になりたい、と強く思い、それが私を大きく変えてくれました。

あれから10年近くの時が経ち、私は自分の人生を確かに歩いている、
という実感を持って生きています。

10年前の自分に「大丈夫だよ!!」と言ってあげたくなりました。

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