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配属地

半年前ほど前に
美容院を変えた

いままでは埼玉にある
自営業のこじんまりとしたお店で
切ってもらっていたが

都会にあるチェーン店で
切るようになってからは

友達からカラーや髪型を
褒めてもらえることも多くなり

ここの常連さんになっている


その美容院で
いつものように
担当の美容師さんと
何気ない会話をしていた

いまの時期であれば
バイトや内定先や旅行や
そんな話を続けていた

そのなかでも
今回は配属地に関する話を多くした


ちょうどあと3週間後
わたしはどこかへ行けと告げられることになる

自分はすでに昨年の就活の時に
自分の働きたい業界のためなら
全国転勤になっても構わないと考え
全国型の総合職を中心に受けていた

その覚悟から一年近くが経ち
転勤が現実を帯びてきた

旅好きの自分としては
転勤が決まったら
その場所のガイドブックを買って
観光気分で楽しむつもりである

そんな気持ちで
なんとなくその時を待っている


美容院なんて行っても月一回

「おそらく次の時には
配属地は決まっているかもね」

そんな会話だった

そんなこんなで
帰るとき

美容師さんが一言
「覚悟しときますね」

「(え?自分のことじゃないのにそこまで?)」
と思いつつも
「自分も覚悟しときます」
そう返した


その時はじめて気がついた

これからの転勤ということに対して
自分だけ覚悟出来てるから大丈夫って思ってた

美容院が覚悟するくらいなら
他にも気を遣わないとね

#日記 #社会人 #配属地 #自分 #美容院