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2020/9/13感情の記録-自然の威力に惹かれる自分の感覚と知識-

ふと見かけたテレビ番組。
フランスの島にある活火山の撮影と紹介をしていた。

「おもしろそうだな」と感じて見ることができた自分を客観的に考えてみた。

* * *

もともと理科の単元の中でも、地学に興味があった。
天体と宇宙が好きで、高校では文系に進むという理由で、天文学に触れられる地学を2年間も勉強した。

だけど、地質学にはあまり関心がなかった。土とか、岩とか、何がおもしろいんだろう・・・と思っていた。
だけど、中学校で得た知識に合わせて、高校でより学術的な話をしてくれる先生に出会ったことで、理解していくことで興味が持てる、ということを知った。
わからないままでは、おもしろいとか、興味を持つとかのラインに立つことも難しいらしい。何がおもしろいポイントなのか、興味が惹かれる理由は何か、そういうことさえも、わからないのだと思う。

中学校で理由がわからないながら覚えた花崗岩、玄武岩、角閃岩など。
中学では、見た目と名前を一問一答の感覚でどうにか暗記をした。

でも高校では、きちんと岩の特徴の違いがなぜ起こるのかを勉強する。MgとNaの含有量の違い、それぞれの岩のできる場所、砂の粒の違いなどによって、見分けることができる、と勉強するのだ。

なぜ、中学校でそれを教えてくれなかったの!と思うが、科学物質を勉強しないといけなかったからだと思う。ゆとり世代の勉強量の限界だったのかもしれない。
いまは「スイヘーリーベー」を中学校で勉強するのでもう少し、暗記脱却ができているかもしれない。

脱線をしたが、つまり私は岩の違いの発見、つまり知識から火山のおもしろさに興味を持ち始めたのです。

そしてその先生は、おそらく、地質学の研究に長けている人だったのだ。
その研究の難しさゆえ、「文系のみんなには難しいでしょ?このまま覚えたらいいよ。」と、いつもテストは優しかった。

チバニアンが発見されたらすぐに自分で地層を見に行ったり、修学旅行先では観光地のレンガの塀を見て関心をしていたり、おもしろい感性だなぁと思っていたが、それが、私が、大学で研究をするときに興味を持って探求する姿勢と結びついて、感動をもらった先生でもある。

* * *

そんな風に、よく理解をして、知ることで、興味をもつことができた経験があるため、火山の番組に興味が持てたんだろうと思う。

火山の種類や流れ出る溶岩の凄さ、研究をしたいと思う気持ちなど、これまでの経験があるからこそ、それがわかり、さらに知りたいと思ったのかな、なんて。

「知りたい」と思う気持ちは、おそらく、最初に答えがあってからではないだろうか、なんて思う。答えは先にわかっていた方が、興味が持てることも多いのではないだろうか、なんてことを考えたりしながら。

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