春名岩子

はるないわこ。短歌を詠みます。うたの日、あみものなどに参加中。平成生まれ。いつか歌集を…

春名岩子

はるないわこ。短歌を詠みます。うたの日、あみものなどに参加中。平成生まれ。いつか歌集を出します。アイコンはボタニカルフェイスメーカー。ツイッターをやっています。

最近の記事

私の障害である吃音と短歌

突然ですが、私には言語障害があります。 「吃音症(きつおんしょう)」というものです。 吃音とは、どもること。Wikipediaによると、 吃音症(きつおんしょう、英: stuttering,stammering)とは、言葉が円滑に話せない、スムーズに言葉が出てこないこと。「発語時に言葉が連続して発せられる(連発)」、「瞬間あるいは一時的に無音状態が続く(難発)」「語頭を伸ばして発音してしまう(延発)」などの症状を示す[1]。 とあります。また、「どもること」という表現をあ

    • 短歌を始めたきっかけ

      私が短歌を始めたのは、2019年の1月です。 スマートフォンのメールの下書きに、思いついたものをメモし始めました。 当時(今もですが)私には短歌の知識は乏しく、短歌といえば「5・7・5・7・7の和歌」というだけ。 そんな私がどんなきっかけで短歌を始めたのか、という話を書こうと思います。 話は2018年10月16日まで遡ります。 夜、付けっぱなしになっていたテレビからは、ある特集番組が流れていました。 「クローズアップ現代+」です。 萩原慎一郎さんの「滑走路」という歌集につい

      • 自選短歌2020年6月

        今更ですが、2020年6月に詠んだ短歌33首の中から10首自選しました。 帰り道濡れたジーンズ重たくて泣けない夜に揺れる水溜り あの夏のラムネの瓶は捨て損ね部屋の片隅君がいるよう たくさんの本と夢とを積み上げて毎日はただ過ぎていくだけ 我慢してみんなと同じ道を行く 失敗したら終わりの国で 好きだった理由を忘れ夏が来て一杯だけのアイスコーヒー もし君がいなくなっても僕はまたホットケーキを焼くと思うよ 昔よく一緒に行ったパン屋さん未だにふたつ買いそうになる あの人

        • 自選短歌2019年5月〜6月

          去年、「ツイッターに短歌をアップする活動」を休止する前に詠んだ短歌の中から、10首を自選しました。 2019年の5月から6月の間に詠んだものです。 溢れてはすぐ消えていく言葉たち忘れてもいい残してもいい 眩しくて君になれない僕をどう愛すればいい答えください わかってる僕に世界は救えないただ指先で光追うだけ 母親の優しい顔を思い出しまだ生きねばとひとりつぶやく 僕たちの歩く影まで嬉しそうドーナツふたつ買って帰る日 五音だけ出てこないから今日は寝て明日の私にバトンを渡

        私の障害である吃音と短歌

          自己紹介

          はじめまして、春名岩子(はるないわこ)です。 ツイッターにアップしている短歌をまとめるためにnoteを始めてみました。 私は2019年1月から一人で短歌を詠むことを始め、同じ年の5月にツイッターで短歌用のアカウントを作り、詠んだ短歌をアップしていました。 しかし、2ヶ月が経たないうちにそのアカウントを使うのをやめてしまいました。 理由の一つは、生活が忙しくなり短歌のことを考える余裕がなくなったからです。 しかしもう一つの理由は、短歌を詠むことがつらくなってしまったからです

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