センスは知識からはじまる

#4 水野学(2014):センスは知識からはじまる

以前の記事(乱読の始まり 2018/10/01)で紹介してからだいぶ時間がたってしまいましたが、乱読のきっかけになった本を紹介します。写真はいつもの読書風景。旅行先のカフェにて。

はじめはみんな素人

誰でもはじめは素人で、知識を積み重ねていったら、その対象への感度・解像度が上がる。それがセンスというもの。
「センスがない」という言葉から自由になったことで、自分にはやれることはまだまだあると気づかせてくれた一冊。

ベルギーの設計事務でのインターンは、慣れない設計の仕事・フランス語力不足でうまく意思疎通できなかったりと色々な葛藤があったけれど、センスは知識や好奇心からはじまることをより意識するようになってからは、仕事も語学学習も楽しみながらできた。

そしてこれまでの自分を肯定してくれるようなこともたくさん書いてあって自信をもらえたと同時に、ランドスケープアーキテクトや研究者はある意味クリエイティブディレクターと似ている職業だということも分かった。たぶんほかの職業にも当てはまると思う。

好奇心とちょっとの勇気

子供のような好奇心というのは無敵で、何でもかんでも同僚に聞いてみたら、忙しそうにしているのに喜んで説明してくれるし、何より楽しくセンスを磨くことができると気づいた。最初はフランス語の言い回しとか、今忙しそうだとか色々気にしていたけれど、好奇心とほんの少しの勇気を出して聞いてみることは大切。それが積み重なってセンスになる。この時に齋藤孝(2018):『不機嫌は罪である』に書いてあったおだやかな上機嫌を意識すると効果絶大なのだが…(笑)その話はまた今度。

※他にも思ったことはたくさんあるので思考のメモに書きます。今日はこの辺で。

もうすぐ帰国。日本に帰っても仕事や研究だけでなくて、普段の生活でも「知りたい!」と好奇心を持つ姿勢を忘れずにいたい。


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