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トリコロール三部作

毎日暑い日が続きますね☀️
炎天下に出かけるだけで死にそうになります❗️
去年は、上半期に観た映画ベスト3なんて記事をアップしていたのに今年は家庭の事情もあって、まだほとんど映画館に行けていません。
こんなんじゃ、ベスト3をあげるなんてとても無理と思っていたところ親切なnoterさんが、サブスクで見れる映画を紹介してくださいました。
1990年代の映画なんですが、出かけずに家で観られるのでお薦めです。

Yukitaka Sawamatsuさん、ありがとう❗️

クシシュトフ・キェシロフスキというポーランドの監督の映画なんですが、初めて聞く名前で初めて観る作品に壺にハマってしまいました。

青の愛

ジュリエット・ピノシュが交通事故で夫と娘を亡くした女性を演じています。レオス・カラックス監督の秘蔵っ子として「ポンヌフの恋人」や「汚れた血」に主演し、この作品でセザール賞の主演女優賞を取っています。
最近では是枝裕和監督の「真実」でカトリーヌ・ドヌーヴと共演してますね。
生きる力を無くした女性が再生していく物語です。Yukitaka Sawamatsuさんは、この作品が一推しだそうです。

白の愛

三部作の中では、この物語が一番変化に富んでいて私的には好きでした。
妻に離婚された男が決死の名誉挽回を図るお話で、その内容が面白かった。
男がそこまで思い詰める程の魅力的な妻役の女優は知らない人でしたが、なるほどと思わせるような雰囲気がありました。

赤の愛

ファッションモデルの女性と初老の元判事の親子愛に近い交友を描いた1993年の作品でジャン=ルイ・トランティニャンが元判事役で出ています。1930年生まれだから御年63歳、「男と女」の時は33歳「男と女 人生最良の日々」の時は89歳だったんですね!長い俳優生活を送られて2022年に91歳で亡くなられました。お孫さんも俳優になられてますね。
と余計なことを書いてしまいましたが… 
ちなみにR15指定されるくらいの場面が出てきますので、お子さんと観る方は要注意です!

まとめ


というわけで、ネタバレになるのでこれ以上は書きませんが上質のインディペンデント映画三部作でした。ちなみに観る順番は青⇒白⇒赤がいいそうです。それぞれの作品のメインカラーにもなっています。
三部作が最初から意識されていて、白にはジュリエット・ピノシュがちょっと顔を出しますし、赤の最後には主だった出演者が続々と顔出しするところは気が利いています。
インディペンデントと言えば最近観たジョン・カサヴェテスについては次回に回します。



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