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トロイ・ドナヒューについて(私の映画遍歴 No2)

前回の続きですが、中学生時代に行く前にもう一つ書き残しておきたい事がありました。

先日、日本映画専門チャンネルで大林宣彦監督特集をやっていたのですが、その中の1983年の監督の初期作品「恋人よ、われに帰れ」を何気なく見ていたところ、何とトロイ・ドナヒューが出演していたのです!彼こそは小学生時代の私のヒーロー、当時観ていたアメリカのドラマ「サーフサイド6」の主人公サンディー、空想の王子様は全て彼の顔をしていました。当時の探偵ドラマの中では「サーフサイド6」よりも「サンセット77」の方が好みでしたが、俳優は断然彼!友達とサーフサイド6ごっこをやって、彼との空想のキスシーンを近所の男の子に覗き見られて、親に告げ口されて怒られたりしていました。

1936年生まれだから、日本映画に出演したのは47歳の時でもう人気に陰りが見えていた頃でしょうか?でも日本で根強い人気があったから友情出演してくれたんでしょうね。でも映画の内容は大林監督の作品としては???
ジュリーと大竹しのぶ、脇を小川真由美や泉谷しげるが固める豪華キャストでしたが駄作、検索しても大林作品に出てこない有り様ですが私にとっては大事な一作となりました。晩年の彼は麻薬とアルコールに溺れて一時は廃人と化したそうですが、マリリン・モンロー然り、結婚、離婚を繰り返していて、人気がある故の葛藤もあったのでしょうね。ルックスが演技力より先行していましたから…私もルックスに惹かれた口でしたが、そのギャップに悩んでいたのでしょうか?

でも私のアイドルであったことには間違いありません。当時はアメリカのドラマが全盛期で、この他にも「パパは何でも知っている」「ローハイド」「ララミー牧場」「ルーシーショー」「名犬ラッシー」「逃亡者」「アンタッチャブル」など盛り沢山でしたね。            次回へ続く


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