盛り上がらない工夫を
ひとつ終えると、グッタリしてしまう、という時期がけっこう長かったような気がする。でもさ、間髪入れず次に向かえば、グッタリする暇もないぜ? と思う。しかしそれでは疲れてしまう。疲れ果てるのを防ぐために、グッタリする時間の存在意義もあるのかもしれない。
最近はこんなふうに考える。
盛り上がるから、その後で盛り下がるのであって、盛り上がらずに本をつくったり、ワークショップをやったり、仕事すればいいのだ。
「イベント」というといかにも盛り上がりそうだから、イベントということばからまず嫌いになった。でも、イベント自体はもとから嫌いだったような気もする。自分で気づいてなかった(かもしれない)だけで。
あまり人と会うのが好きじゃないのかもしれない。
それなのに、「人が好きですよね?」と言われることがあるのだから奇妙だ。けっして好きではないと思う。でも自分のことはそんなに大嫌いというわけではないので、まあ好きな方なのかもしれない。人と話すのもまあ好きな方だ。人と会うのが好きじゃないと言っておきながら、これだ。よくわからない。
何でもいいから、とにかく進め! と思うしかないようなタイミングもある。いまは何となくそんなときだ。
こんなふうになるときもたまに必要(と思いながら長年、手元に置いてあるポストカード、絵は、Thomas Everhart "Rage Rover")
(つづく)
アフリカキカクの新刊『珈琲焙煎舎の本』については、ここ(note)でも近々、ゆっくりご紹介します。
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