なぜ庭師の剪定は早いのか?
『なぜ、庭師はこんなに手入れが早いのか?』
『年配の庭師でも、素人がやるより早いのはなぜか?』
こんな風に思ったことはありませんか??
今回は、年齢に関係なく、素早い手入れができる理由をお伝えしようと思います!
その技術がわかるだけでも、みなさんの剪定作業に活きるかもしれません。
経験
わざわざ書かなくてもわかるとは思いますが、すべては経験です。
どこから、どのように、どのような形に仕上げたら、かっこよく、かつ素早く作業が出きるのか、木を見ただけで、ある程度はわかるようになります。
また、その経験を活かし、時期や木の状態を考慮して、剪定方法を選択します。
脚立の位置
脚立を動かせば動かすほど、時間がかかります。
少ない回数で、的確な位置に脚立を据えることが、スピードアップのポイントです。
頭(一番高いところ)を剪定するのに、1~2回立てるのと4~5回も立てるのとだと、倍近く時間が変わります。
脚立も大きくなればなるほど、移動させるのに時間がかかります。
自分の家の木なら、毎年、手入れを行っていると、どこに脚立を立てればいいか、わかってくるかと思います。
上から奥から
片付けの基本でも言われることですが、木の剪定の基本も、上からです。
やりやすいからと言って、下から先にやり、高いところを後でやると、上から落ちるゴミが仕上げた部分に乗ってしまいます。
当たり前のことですが、これが基本になります。
奥からというのは、片付けです。
ゴミを運び出したい経路を考えながら、奥から片付けましょう。
手前から片付けても、綺麗にしたところを通らなくてはならなくなり、ゴミが落ちてしまうと、また片付けることになるため、二度手間になります。
また、綺麗になっている部分を通る時、ゴミを落とさないように慎重になりやすく、運ぶスピードもゆっくりになってしまいます。
枝葉を切る位置
刈り込みに関しては、一発で刈り込みたい深さに鋏を入れることです。
何度も調整すると、その分多く刈り込むことになり、調整した分だけ時間がかかります。
枝を切るような剪定方法の場合は、難しいですが、形を見極めて、大きく外す(切る)ことです。
細かい手入れをしても、不要な枝だった場合は、その枝を外さなければなりません。
手入れをする前に、不要な枝がわかるようになれば、細かい手入れをしてしまった枝を外すことが減り、大幅に時間が短縮できます。
いかがでしょうか??
よくよく考えたら、わかることかもしれませんが、これらがとても重要であり、一番最初の見出しの経験に繋がります。
もし、木の手入れをする機会があれば、頭の片隅に置いておいていただけると、無理せず、素早く作業ができるかと思います。
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