見出し画像

なぜ庭師の剪定は早いのか?

『なぜ、庭師はこんなに手入れが早いのか?』
『年配の庭師でも、素人がやるより早いのはなぜか?』

こんな風に思ったことはありませんか??

今回は、年齢に関係なく、素早い手入れができる理由をお伝えしようと思います!

その技術がわかるだけでも、みなさんの剪定作業に活きるかもしれません。




経験

わざわざ書かなくてもわかるとは思いますが、すべては経験です。

どこから、どのように、どのような形に仕上げたら、かっこよく、かつ素早く作業が出きるのか、木を見ただけで、ある程度はわかるようになります。

また、その経験を活かし、時期や木の状態を考慮して、剪定方法を選択します。




脚立の位置

画像1

脚立を動かせば動かすほど、時間がかかります。
少ない回数で、的確な位置に脚立を据えることが、スピードアップのポイントです。

頭(一番高いところ)を剪定するのに、1~2回立てるのと4~5回も立てるのとだと、倍近く時間が変わります。
脚立も大きくなればなるほど、移動させるのに時間がかかります。

自分の家の木なら、毎年、手入れを行っていると、どこに脚立を立てればいいか、わかってくるかと思います。




上から奥から

片付けの基本でも言われることですが、木の剪定の基本も、上からです。

画像2

やりやすいからと言って、下から先にやり、高いところを後でやると、上から落ちるゴミが仕上げた部分に乗ってしまいます。

当たり前のことですが、これが基本になります。


奥からというのは、片付けです。

ゴミを運び出したい経路を考えながら、奥から片付けましょう。

手前から片付けても、綺麗にしたところを通らなくてはならなくなり、ゴミが落ちてしまうと、また片付けることになるため、二度手間になります
また、綺麗になっている部分を通る時、ゴミを落とさないように慎重になりやすく、運ぶスピードもゆっくりになってしまいます。




枝葉を切る位置

画像3

刈り込みに関しては、一発で刈り込みたい深さに鋏を入れることです。
何度も調整すると、その分多く刈り込むことになり、調整した分だけ時間がかかります。

画像4

枝を切るような剪定方法の場合は、難しいですが、形を見極めて、大きく外す(切る)ことです。

細かい手入れをしても、不要な枝だった場合は、その枝を外さなければなりません。
手入れをする前に、不要な枝がわかるようになれば、細かい手入れをしてしまった枝を外すことが減り、大幅に時間が短縮できます




いかがでしょうか??
よくよく考えたら、わかることかもしれませんが、これらがとても重要であり、一番最初の見出しの経験に繋がります。

もし、木の手入れをする機会があれば、頭の片隅に置いておいていただけると、無理せず、素早く作業ができるかと思います。


▽Instagram
https://www.instagram.com/harumien.hamamatsu/
・上記のInstagramでも画像を中心に伝えていますので、良かったら、フォローお願いします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?