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芝生の管理~目土編~

最近、芝生のあるお庭に、改めて、人気が出てきているように思います。
春先になると、新芽が出始め、青々とした芝生が美しい季節になります。

今回は、芝生の新芽が出る前にやっておいた方がいい芝生の目土についてお伝えしようと思います。

意外と芝生を張った後、新たに土や砂を使うことが知られていないように感じたので、ぜひ、参考にしてみてください!



芝生の目土は入れた方がいいの?

どんなに芝生を綺麗に張ったとしても、雨や踏圧等で、どうしても芝生に不陸ができてしまいます
ひどいときだと、穴ぼこのように沈んでしまうところもできてしまいます。

そのまま放置しておくと、水が溜まり、芝生の生育や雑草、苔等が生えてしまい、美しい芝生には見えなくなってしまいます




時期・事前準備

樹木でもそうですが、根が成長し、水分や養分を吸収しはじめてから、地上の葉や芽が伸び始めます。
そのため、新芽が出始める前までには、目土を入れた方が良いと思います。

夏場だと、湿気や暑さによって、根腐れや芝生に障害が出る可能性があるため、避けた方がよいでしょう。

水が溜まる場所では、地面の排水性の問題も考えられるため、エアレーションを行うと、より良いです。

芝生の中に雑草が生えていたら、事前に除草をし、もし、芝生が伸びていたら、先に芝刈りをしておきましょう
目土を入れた後だと、土や砂の中の小さな石や砂利が飛んで、建物やガラス、人等に当たったり、芝刈機の刃を傷めたりしてしまいます。




目土を入れる

事前準備ができたら、さっそく目土を入れましょう。
ホームセンターでも売っている芝生の目土や砂を使って、凹んでいる部分に入れましょう。

全体的に平らにしていくイメージで、目土は、一度に平らにしていくのではなく、数年かけて徐々に不陸をなくしていくイメージで、少しずつ直してあげてください。

あくまでも目安ですが、多くても1cm以下で足してあげてください。
あまり入れすぎると、芝生の生育が悪くなったり、枯れてしまう恐れがあります。

この時の注意点としては、芝生全体の表面排水勾配を意識してください。
目土を足したことで、元々流れていた表面の水が出なくなり、せっかく直してあげても、新たに水溜まりができてしまうかもしれません。




灌水

目土が入ったら、その目土を落ち着かせるように、優しく灌水しましょう。
入れた目土が流れ出ないように注意しながら、ゆっくりあげてください。

雨は、その時その時で降り方が異なるため、一度落ち着かせることで、入れた目土が流れてしまうことが防げます。

その後、雨が降らなければ、2週間程度毎日、優しく灌水すると、芝生の発根もよくなります




その後

春から夏にかけて、ほふく根が伸びて、目土を入れたところに根が伸びてきます

やがて根が成長し、水分や養分を吸収し、新芽が出始めると思います。

このようにして、徐々に徐々に凹んだ芝生の部分を覆っていき、綺麗な芝生になります。




いかがでしょうか?
知っている方が多いと思いますが、ゴルフカートに付いている砂も、クラブで削ってしまった芝生を埋める目土として付いています。

一度に平らにしていくのではなく、数年かけて、ゆっくり目土を入れることを意識して、綺麗な芝生を育ててみてください。



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