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一緒にネコトークする? ネコオーナー御用達・首輪専門店の看板ネコに会いに行く

西荻窪という街とネコは引き寄せ合う何かがあるのか、ネコスポット情報が次々と溢れてくる。ネコ写真家の石原さくらが看板ネコを訪ねる特集。本日ご紹介する3ネコ目は、ネコ首輪専門店にいるフワフワ長毛ネコ・ふうくん。

西荻の通り沿いにあって、ネコ好きであれば気になるお店。しかも、ネコ首輪専門店の路面店なんて今まで見たことがない。

しかしながら私が仕事などで西荻に来た時にここを通るといつも閉まっていたのだった。

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ネコ好きならば気になるお店

今回取材をお願いするためにお店の方に連絡をしたところ、なんと店主の満間摂子(みつませつこ)さんと私は以前に面識ありだった。確かにネコ関係のイベントでバンダナ柄のネコ首輪を販売されているのをお見かけしてお話をしたことがあったのを思い出し、なるほどイベント出店でお店は閉めていることが多かったのねと納得。

そして、今はコロナウィルスの影響でイベントが中止になっているため、以前よりもお店を開けていることが多くなったそう。(2020年10月時点)

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レコードショップのごとくネコ首輪が陳列されている

お店に入ってみると、レコードショップのごとくネコ首輪が陳列されていた。これだけのバリエーションがあれば絶対にお気に入りの首輪も見つかりますよね。

お久しぶりの満間さんとお話をしているとお店のバックヤードから視線を感じる。

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どちら様ですか?

覗き込ませてもらうと、フワフワ長毛のネコ様が鎮座していた。こちらはふうくん、年齢不詳。

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あ、お客さんね

ふうくんは、獣医さんによると推定4、5歳とのことだが、満間さんと暮らし始めた時にはすでに成ネコだったので厳密にはよくわからないのだそう。

満間さんのお宅には、他に茶白のライ(7歳)、トンキニーズというネコ種のトンキ(9歳)が一緒に暮らしていて、みんな保護ネコ出身で去勢済のオスたち。

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同居猫ちゃんたちと

ふうくんは時々こうしてお店に一緒に出勤してきている。

ふうくんは、あまり活動的ではないけど、おしゃべりで押しが強く、揚げ物の匂いが好きというおじさんくささもあるけど、盗み食いはしないお上品さも兼ね備えていると満間さん。

そんなふうくんの紹介から満間さんのネコたちへの深い愛情を垣間見ることができた。

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満間さんは、小学生の頃からネコを飼ってきたため、40年近くネコと一緒に過ごしてきたとのこと。愛玩動物飼養管理士やペット用品取扱士といった資格を取得されている。以前はIT関係の会社にお勤めだったそうだが、ネコ好きが高じて今のスタイルに行き着き、こちらのお店は4年前にオープンした。

新型コロナ禍ではたくさんのイベントが中止となり、お店にいらっしゃるお客さんも以前のようにゆっくりお話をすることができなくなったが、オンラインショップでお買い物をしてくださるお客さんは以前よりも増えたそう。

ネコソダテのオリジナルの首輪はネコのつけ心地と安全性を重視した設計。裏面に連絡先を書くスペースが十分にあるから迷子札の代わりにもなる。

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裏面に連絡先を書くスペースが十分にあるから迷子札代わりになる

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私のお気に入りのバンダナ柄

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オリジナルのケリケリおもちゃもあります

お仕事も生活もネコ一色で、常にネコたちに愛情を注ぐ日々。ネコとの暮らしの中であったかわいらしいエピソードも聞かせてくれた。

満間さんが、風邪をひいて寝込んでいるときには飼いネコたち3匹が周りで見ていてくれたり、富士山の登山をして帰宅した際、安堵とともに思わず涙していたところネコたちが「どうしたの?」と心配した様子で慰めてくれたりしたことがあったそう。

なんとも思いやりのあるネコたちにほんわかとした気持ちになった。

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大好きなおやつタイム

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うまうま〜のお顔

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ふと我にかえる

ネコソダテには首輪やおもちゃなどのオリジナル商品の他に、満間さんが厳選したキャットフードやネコ用品も置いてあるので、西荻窪界隈のネコオーナーさんや、ネコ飼いさんへのプレゼントを探すのにとっても便利なお店。今はコロナウィルスのこともあるので長話はできないかもしれないが、飼いネコの相談などのネコ情報交換にはうってつけのお店なのだった。

ネコソダテ
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取材・文=石原さくら

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