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もっとカジュアルに生理用品を選択できる世界を目指して

こんにちは。Harumari TOKYO編集部の坂部です。
普段業務で記事を書くことがあまりないので、お手柔らかにみていただけますと幸いです。

今回は、2020年の12月に公開したTHE SEIRI HACKについて。

個人的な話から入りますが、昨年、生理用のナプキンがどうしても不快で我慢できなくなりました。ピルを飲もうか、いや毎日飲み続ける自信がない…。そう思っていたとき、SNSで月経カップの存在を知りました。実際に使ってみたい、という気持ちがあったのでネットで情報を探ってみていたのですが、当時は今よりマイナーだったのか、ネット通販しかなく、しかも海外製がほとんど。口コミを見たくても、あまり声を大にして言う人が少なかったので、買うまでにかなり時間がかかりました。

実際に使ってみると、挿入に慣れるために時間がかかるものの快適!生理痛が軽くなる、とかではないのですが、ナプキン交換の手間が省けて、ゴミも減り、うっかり下着を汚すことも減り、個人的にはナプキンを使用していたときよりも格段にQOLが上がったと断言できます。

そんな便利グッズがあるのに、なんでみんなナプキン使っているのか?ナプキンじゃないものも試してみたらいいのに…そんな考えからこの企画が生まれました。

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2020年はフェムテック元年ともいわれるように、さまざまなフェムテック商品が世に出回って来たと実感しています。

ただ、そもそも生理について語ることがタブーだった時代背景もあり、ソーシャルな文脈で語られがちで、自分ごと化できていないひとが多いのでは、という印象もありました。

自分の肌悩みに合わせてスキンケアやコスメはアップデートするのに、一方でナプキンは中学生のときにお母さんから与えられたものを買い続けている人がいる。

もっとカジュアルに、新しい服やスキンケアを試すように、生理用品もアップデートするために、読みものだけの記事ではなくライブコマースという形で実際の使用感をみてもらえるライブ配信番組も企画しました。

今回はたまたまご縁がありまして、
fermataさん(https://hellofermata.com/)で扱っている商品を紹介しましたが、世の中にはたくさんのフェムテック製品が存在します。
もちろん、fermataさんの扱っている商品はどれも素晴らしく、安心・安全に使えるものですが、スキンケアと同じで人によって合う・合わないがあるはずです。

また、フェムテック製品だけが素晴らしいとも考えていません。昔からある生理用ナプキンやタンポンだって、不快感をなくすため、企業が日々努力を続け改良されています。
値段が安く、コンビニやドラッグストアで手に入りやすいのもナプキンやタンポンの魅力です。

そんないろいろな思いを込めて、今回の特集が出来上がりました。
もうひとつ、今回の特集では当たり前に男性のスタッフや出演者を起用することも意識しました。
特集バナーを制作してくれるデザイナーや、配信技術スタッフなど、普段お願いしている人は男性なのですが、こういう特集だからといってあえて女性に変えてはいません。出演していただいたレインボー池田さんも、ソーシャルな考えではなく、いいリアクションを期待しての起用でした。(そして、そのリアクションや現場での対応力が編集長のお気に入りとなり、先日配信されたスーパーフラットライフへとつながっていきます…笑)

これからの時代、もっと当たり前に、ピルなども含めた生理用品の選択肢が増えて、生理期間でももっと自分らしくすごせる人々がいる社会になることを願っています。

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