インドア

俺は週末インドアである。

週末は外に出たいと思わない。

特に週末はどこもかしこも人が多すぎる。

これはよろしくない。

わざわざ混んでる時になぜ、みんな外出するのか。

それはみんな週末が休みだからである。


平日なら並ばなくても良いところに並ぶ。

小麦粉にクリームを乗っけただけの食べ物に並ぶ。

平日ならすぐ買えるのに並ぶ。


なぜなのか。

国民全体が騙されてるのではないか。

会社はなぜ土日休みなのか。

学校はなぜ土日休みなのか。


だから週末インドアだ。

インドアは外に行かないくて良いので、

並ばなくてすむ。

都心部なんて毎日満員電車なのにそれでも飽き足らず

さらに並ぶ。

狂気の沙汰である。


サービスに対して供給が追いついてない。

供給が追いついてないのに需要がある。

本来のサービス、おもてなしとしては最悪である。

数百円の食べ物に1時間以上も並ぶこともある。

だが、それでも需要がある。

なぜ需要があるのか。


選択肢がないからだ。


それをみんなが自ら選んでいる。


おもてなしされていないのに商品を買う。

おもてなししなくても商品が売れる。


並ばせておけば商品は売れるのかもしれない。


並んでまで必要なものなのか。

並んだことが自慢になるのか。


マーケティングという渇望を生み出す装置の中で

週末はみんな踊っている。


でも平日は各々会社でマーケティング戦略について議論してたりする。

滑稽だ。


自分がでっちあげた教義にいつの間にか自分が盲信している。


巡り巡っておもてなしは消えて行く。








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