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模写の中毒性ときたらやばい

模写って・・・

めっちゃ楽しい。
いや、上手く描けない内はそうでもないと思うけど、だんだん描けるようになる。
繰り返していれば、ある程度テクニックが身につけば、描ける。

真似するだけなら段々スキルがアップする。
目が養われるのか、「時間をかければ何だって描けるな」と思えるようになる。
(実際どこまで描けてるかは知らんけど)

終わりがないところに入ると、
あれ?私ってそもそも模写がしたかったんだっけ?
と、ぽつんと一人で考え込むことになる。

人物や物体の構造の理解が進んでくると、
筋肉とか骨とか、詳細を捉えて描くのが楽しくなる。
全身を、物体を、線で追うのが楽しい。
どんどん上手くなって楽しい。
楽に描いてどんどん褒めてもらえる。
頭はそんなに使ってないのに満足感がやばい。

わ~~~あっという間に中毒だ~~~~~

ってことが、ちょっと前あった。
そこで踏みとどまれてよかったので、今後何らかの模写をする上で気を付けておきたいことをまとめておく。

※なおこれから書く内容は、オリジナルの創作活動をしたい場合に限って心に留めておいた方がいいことであり、模写を貫き模写に生きる、模写を楽しむという目的のある模写の場合は適応されない。

模写というのは、短期間で承認欲求を満たしやすい。
友達の推しキャラをささっと模写で描いてあげて、なんか手の位置ちょっと変えておいて花束とかプレゼント持たせて、絵を渡したら褒めてもらって、嬉しい!喜んでもらえた!

これ。。。中学生の頃よくやった。

「友達に喜んでもらいたい」そういう目的があるときはまだいい。
そういうことにしよう。。(過去何回もやってるので心が死にそう)

とにかく、模写というのは、楽して描いて褒めてもらえて満足感があって、その実、想像力を全然使ってない。
ストーリーや背景を考えなくていい。
コピーの作成。
手書きのプリンターと化している!

そんな模写は
思考を停止した
絵の練習にもならない「作業」だ!!

(心が完全に死ぬ)

模写は、正確に写し取る「描く」ための目を養い、「描く」という手の動きを磨くことができる。

しかし創作活動からの現実逃避に使えてしまう。。
目的のない模写はやめた方がいい。
苦手を克服したい、この人の絵が好きだから模写をして学ぶ、などの意識をもたなければ、ただの中毒性のある「作業」だ。

基本的には、描きたい絵を目指して描きたい絵をどんどん描く方がいい。
絵をお金にしたいのであれば、お金になる絵を分析して、必要な練習をするのもいいだろう。
練習のための模写なら意味がある。

思考を停止した模写を繰り返したところで、描きたい絵が描き上がるわけじゃない。
自分の頭の中にある「描きたい絵」は、誰も代わりに描いてくれない。
そもそも他人に描かれたくないよね。
だから、描けるなら、さっさと自分で描いていこう。
どんどん完成させて、納得いかない理想との差を埋めるために模写などの練習をしよう。
そういう自分の方が好きになれそうだし。

でも、「現実逃避を目的にした模写」っていうのも正直いいよねと思ってる。
もう無理、なんもしたくない。そんな疲れ切った脳みそには模写が効く気がする。

今日も絵を描いたわって思えるしなんか上手く描けるし最高。
でもやっぱり、すぐ中毒になるから、要注意。
今日は模写の話だったよ。
おしまい。

読んでいただきありがとうございます!! まだまだ描くぞ~!