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26時間かけて描いた絵の悲しみ

先日、一枚の絵を描いた。

もう本当に描きあげるまでが辛い日々だった。

自分が描いた全ての絵に対して、「全力で描いた」、「この絵が大好きだ」と思えるようになりたい。

そう思ったのはいつのことだろうか。
今回の絵はラフから全く覚悟が足りなかった。

ワクワクがないまま描き始めたのだ。

「ここがおかしい」という箇所を一つひとつ正すような、自分の技術的に苦手な箇所をつぶすためだけの絵になった。
人に見せるのも恥ずかしい。
26時間、何やってたんだという気持ちになる。

この絵の辛かったところは、自分の魅力のない絵を、線画もテーマもモチーフも含めてひたすら修正しなくてはならなかったところだ。

では描きあげなければいいのでは?
ラフからテーマを絞り直して描きなおせば?
そう思い、何度も描くのを止めようと思ったが、「ここまで描いておいて?」という気持ちや「ここで逃げると次を描けない気がする(技術的な修正点は山ほどあるから目を逸らしたくもない)」という思いに駆られ、ひいひい言いながら描いた。

これ一生描きあがらない気がする…と何回も思う程度にはストレスのかかった絵だった。
魅力のないラフに線画をなぞる時点で止まればよかった。

今回の件で再認識したことは下記2点。

▼絵を描く上での心構え
①自分がワクワクするかどうかラフ時点で省みること。
②何を魅せたいのか、テーマを明らかにしてから描いていくこと。

・・・。

当たり前だーーーーー!

うわーーーーーー!

絵は完成までに色々と考えながら描く。
①のワクワクが欠けていると、誰から見ても魅力の足りない絵を惰性で仕上げてしまう。もしくは、せっかく着手してもワクワクしないから描き上げられない。
魅力が足りないから線画からやり直したくなってくる。

②のテーマが欠けていると、魅せたいものがぶれるため、小物や効果、背景の色までコロコロ変えてしまう。
その結果、キャラクターに合わない小物がごちゃごちゃ置かれたり背景と調和が取れない絵に仕上がる。

グサグサと自分に刺さったところで、今回の反省を活かして次を描こうね。何にしても、、、、

描き上がって本当によかった。。。。

読んでいただきありがとうございます!! まだまだ描くぞ~!