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「最近の絵っぽい」って感覚

たまに「最近の絵」について
考えている。

「最近の絵っぽくない。古い感じがする。」
とか
「最近の絵っぽくっていい!」
とか

そういう気づく感覚って、年齢とともにどんどん失われていくんじゃないか?
いつの間にか自分の絵が古くなっていく、それにいつか気づかなくなることに怯えている。
今思う「最近の絵」について気づきをまとめていきたいと思う。

私が昔キャラクターの絵を描いていたピークは2008年~2014年頃。
仕事などの関係でどんどん絵を描かなくなり、2019年からまた絵を描くようになった。
5年空いただけでかなり傾向が変わった気がする。

全ての線画がギュギュっと強く描かれたり
原色でのアニメ塗りや
線画を含め全てを厚塗りするような圧の強い絵(好き)から
透明感や質感が繊細に描かれた絵(好き)が増えているように思う。

以下キャラクターを描く上でのメモ(主観)

▼全体的に
・多くの色をペタペタ使った厚塗りの絵が減った
・原色よりも、彩度を低めにして統一感を出したり、淡色を使う絵が増えた
・線画の外側、もしくは内側に沿って白で塗って境界を表す絵が少し減った
・透明感を意識した絵が多い傾向
・透明感の出し方として、全体に暗めの配色しつつ、目立たせたい箇所の線画のさらに上のレイヤーにハイライトを入れるやり方がある
・髪や肌などの透明感を効かせたい箇所に、効果で色を入れる(水色や青、赤などが多いイメージ)

▼線画
・線画はしっかり濃い色の線で描く
・ただ肌の箇所などは効果をつけて色を肌に合わせる
・魅せたい箇所で太い線と細い線を使い分けて強弱をつける
・線画の重なる影部分を黒ベタ塗りするやつ、昔より面積減ってる気がする

▼髪
・髪をエアーブラシでぼかしたような塗り方をする人が減った
・髪にグラデーションの効果をする人が増えた
・髪の色を束ごとに少しずつ変えつつ描く色混ぜ混ぜさんは減った
・髪を単色塗りして一本一本描いたり、束感や髪の質感を出す繊細なハイライトを入れる、線画に隙間や厚みを作って束感を出す人が多め
・髪に肌の色が透けた表現をする人は少し減った

▼肌
・ぼかした塗り方をする人は減った
・色はしっかり乗せつつ顔以外の明暗部分の境目はっきりと描く
・顔の影はグラデーションをかけつつ白に近くする人多め(透明感)
・結構赤みが強い影が多いかも

▼目
・目の線画が細かくなった気がする
・四角い目よりまるっこい目、アーモンド型の目が増えた
・顔に埋め込まれたパーツ感がきちんとする
・最近の人の絵、目の中心になんか光ある!中心に丸いハイライトある!鬼滅からか?って思ったけど、育児イラストを描く人にも多いよね?!
・あとキラキラした絵のキャラクター、大体は目の下の方に扇形の光あり!光あり!


以上。
もっと気づかないといけない点あるかもしれないし
見てる絵の好みによるかもだけど、
ひとまずまとめてみた。

これからも「最近の絵っぽい!」って感覚に振り回されつつ絵を変えていきたいと思う。
おしまい。

読んでいただきありがとうございます!! まだまだ描くぞ~!