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上野には変わらず人々の生活があった

療養と称して2日間引きこもっていた。
その間見ていたのはSNSのTLのみだったので、大変な情報ばかりを目にしてしっかり病んだ。

気にかける言葉を発信する知人らを見てはその人間性に嗚咽し、何かしようと思えない自分に嫌気がさした。

まあ病んでいてもしょうがない。

朝、ひすいこたろうさんの2024年やるといいことリストの一つの「国宝を観ること」というのを見て「上野に通ってるような人になりたいな」と思った。

美術館とか博物館とかに通う人ってなんかすごそう。教養が高かったり。

あと純粋に「三が日に博物館とかにいる人間はどんな人たちなんだろう」と思ったので、思い立ったら即行動の私はすぐに家を出た。

すごいよね、行こうって思ってから2時間くらいで目的地にいるんだから。

久しぶりに家を出て上野公園を歩いたら、人々の暮らしがあった。

家族連れ、犬の散歩をしてる人、ランニングをしてる人、デートしてる人、色々。

なんだ、普通じゃん。
でかい震災起きてても変わらない日常があるじゃん。

SNS見過ぎてたな、と気がついた。

華厳宗祖師絵伝、義湘絵

1番印象に残ったのはこの龍。

恋をした僧に仏の道を説かれて、龍になって航海を守護した女性の絵だそうな。

愛する人を護るために人は龍にもなれるのか。

愛ってすごいな。月並みな感想。

鬼になったり龍になったり。
人はすごいね。

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