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水通せない(37w 6d)

台風が来ている。
先週には「週末から週明けには通り過ぎる」と言われていた台風10号は、気象のアレコレの影響を受け、なんと1週間近く遅れてゆっくりとやってこようとしている。
昨日から九州で甚大な被害をもたらしているが、今日も、そして明日も九州を離れる様子はなく、毎時台風進路の予報円は遅れていく。

いまのところ、東日本に里帰り中の私には天候面での台風の影響は出ておらず、せいぜい曇りがちな天気が続いている、といったところだが生活面で地味に問題が発生している。
赤ちゃんの服の水通しができていないのだ。

34週ギリギリまで仕事をしていたことと、里帰りが遠方だったこともあり、第一子だというのにベビー用品や入院用品の購入は結構ギリギリとなってしまった。(里帰り先の病院には「すぐに準備してください」と念を押されてしまうほどだった。申し訳ない)
大型の用品(ベビーカーやチャイルドシート、ベビーベッドなど)だけは、事前に居住地で購入していたことと、何がどの程度必要かについては産休に入って直ぐにまとめていたこともあり、高いものを買うときの、あの検討にかかる負荷や何が必要かわからずあれこれwebページを行ったり来たりしながら「足りてるかな?」と不安に思うことはなかったので、それは良かった。
しかし、一気に細々としたものを大量に購入するのは体力的にきつかった。母とアカチャンホンポを2-3時間ぐるぐる回って、一式買い揃えた時にはへとへとになっていた。

そうして、ようやく本当に全ての必要品を取り揃えられたので、それらをカバンに詰めたのだが、まだカバンに入れられていないものがある。
赤ちゃんの服だ。

赤ちゃんの服というのは、どうも、購入したものをそのまま着せることはできず、水通しといって一度洗濯をしなければならないという。
服なんて、新品の時が一番綺麗で洗濯した後はその綺麗さをいかにキープしていけるのかが重要だと思っていた私にとっては衝撃の文化だ。しかし、赤ちゃんの服は綺麗さではなく、より赤ちゃんにとって快適であることの方が大切だ。生まれたての繊細な赤ちゃんの肌は、私の約30年鍛え上げられた肌とは違うのだ。水だけで洗うか、赤ちゃん服専用の洗剤で洗うか、どちらからしい。そうかそうか。たしかにそうだよな。
それなら、どうせなら、室内干しではなくきちんと屋外でカラッと干したいよな。せっかくの猛暑だ。洗濯くらいでしか役に立たない。
と思って天気予報を見ると、雨予報。少し待てば晴れの予報がでているから、じゃあ待とう。台風10号の影響らしい。

と、晴れを待ち始めてそろそろ1週間が経とうとしている。
明日の雨の予報が、全然来ない。いや、通り雨はあるのだがその程度だ。台風らしい雨が来ない。
と思っていたら、昨日から雨がちになり、しまいには向こう数日雨の予報になってしまった。最高気温も30度に届かない日が続くらしい。
それ自体はうれしいが、これでは外干しは難しい。

前駆陣痛などもまだ来ていないし、出産兆候はまだないものの、いつ生まれてもおかしくない時期にさしかかり、水通しができていないというのはやっぱり気になる。
うーん、部屋干しで妥協するしかないか。水通したい。


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