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”人が好き”を極めたドクター山本篤さん

山本さんのプロフィール 
出身地:兵庫県
活動地域:関西中心
経歴:川崎医科大学 卒業後、研修医として国立神戸病院(現:神戸医療センター) に勤務した後、鐘紡記念病院(現:神戸百年記念病院)・麻生飯塚病院(現:飯塚病院)・はやしやまクリニック「希望の家」 ホスピス・その他病院を経験し、現在は山本医院院長として活動中
座右の銘:常に変化しているので、全てを「楽しむ」

記者:Q1.どのようなきっかけで医師になろうとしたのですか?

山本さん:実は、コンピューター関係か医者かの選択肢だったんですよ。
でも、人を扱う方が面白いのでは?と思ったのと、あとは父が医者だったのは大きかったです。


記者:Q2.今までどんな想いを持って医師として活動して来られましたか?


山本さん:めぐり合わせで有床診療所ホスピスの院長に就任しました。
当初はバイトで、院長の交代が上手く行かずに院長不在になりたまたま私が空いていたので、「やってみないか?」という流れになりました。
暫定1年期限付きで院長になり、評判が良くてその後も2年間院長をやりましたが、3年目は精神的にキツかったです。もう何かにつけてイライラするし、いわゆるうつ状態でしたね。
 そもそも院長時代に何が辛かったか整理すると、ホスピスに入院していても患者さんの第一希望は「治ること」なんですよ。
患者さんが治りたいって思っているのに、それはまず無理だから、とりあえず「痛みとか苦しみをとって今したいことをやりましょう」となった時に、何か違うなって思ったんです。第一希望をまず諦めて第二希望どうこうってなる違和感を日々感じてました。
 それと、胸水を抜く処置をした後に患者さんの容態が急変したことがあって、その時に私は、人を助けることが出来ない上に命を縮めている可能性すらあると思ってしまったんです。それが耐えれなかったですね。
相手の夢を諦めてもらう上に、自分は相手の命を縮めている可能性すらある。「何をやっているんだろう‥?」と苦しみ、すごく自分を責めました。
一生懸命やってもやっても辛い。
 色んな事をやって治そう治そうとしても結局治せないのにお金だけは取るというそのループが耐えられなかったんです。少しずつ自分の異変に気付くようになってきて‥ある意味大きなターニングポイントでしたね。
 そんな状態の中、出逢ったのが「アバター®コース」でした。
当時友人がmixiに書いていて、「それって何なん?」って聞いたらやってみる?と言われて、まずはちょろっと体験に行ってみたんです。その時はひとまず日本での体験でした。とあるセッションをやった時にたった数分間でど~んと気付くことがありまして、「カウンセリング終わったな」って思ったんです。
 要は、ワークをすることによって気付きがこんなに早く起こってしまうことからすると、カウンセリングで何時間も聞いて変化を待つという遅さを実感してしまい、自分にとっては透明になってる信念があって、それが本当に人生において足を引っ張っているので、そのことに気付いた時ものすごく腑に落ちたんです。
 それでアメリカに行きたいなって思ったんだけど、その時院長でちょっと前にアフリカにも行っていたので、奥さんに何を言われるか分からないし、どうしようかな、、、という恐れもあったんです。でも、行くと決めたら不思議な事に行けたんですよ!そしたらものすごい体験をしまして、これは勇気を持って行って良かったなと思いました。

記者:Q3.先生にとっての夢やビジョンをはなんですか?


山本さん:人類の根本的な価値観の転換です。
具体的には、自分という存在に関しての定義の更新です。そうすることによって他者の定義も変わると思うんです。物理的宇宙全般に関しての捉え方が変わるのでは?と。
 どういったことを叶えていきたいかと言うと、皆さん自分ってこういう人間って思っているじゃないですか、もっと言うならば‥人間って思っているじゃないですか?だいたい人間って何ですか??と疑ってみる訳です。
動物的な分類だと哺乳類としての人間であって、それは1つのものの見方に過ぎないですよね。真実とは何の関係もないので、結局認識が全てを決定づけているし、その認識はもっと自由であって良いと思うんですよ。過去からずっと引き継いでいる古い認識のまま来ているので、それが認識だって認識できたら、認識に囚われなくなるんですよ。
  一部の人々は既に自分に向き合うことで気付き始めているので、臨界点はそんな先ではないのでは?とも思っているんです。
 認識に囚われているってのは、具体的には人間というものは宇宙の中に存在していると認識していたり、糖尿病とか死も概念の1つにすぎないということを忘れていたりすることなのです。
認識していることは全て正しいと思い込んでいるし、限定された認識の中で生きてしまっているので、限定されているということに気付いて欲しいのです!
 選択肢が現れること自体がまれで、閉塞感の中で生きています。
自分自身であってないような感覚の中で生きている人が多い気がします。
その感覚から一度抜けてみても良いのでは?と思いますし、よく気付きとか言われますけど、要はその状態に気付いていられるかどうかですよね。
その状態で生きていると、通常ではない認識とか選択とか現れてくるように思います。私自身ずっとそのトレーニングをしている感覚です。
それが私のbeing、冒頭の項目でも触れたアバター®コースから学んだ意識トレーニングです。マインドを外から見ることをしないと、中から見ていると永遠に広がるマインドに絡み取られる感覚に囚われます。認識を認識すると、認識であると気付く、そうすると認識から一旦出ますよね?
私はこういう人間であると思っていると気付くと外せるし、客観視出来ることがとても大切だと思います。
 気付くってことは必然的に起こることで、人はその方向に進んでいくのでそのスピードを加速させるのが私のビジョンです。
変化は自然に起こることなので、加速させていき、その上での目標とか計画は、「私」という視点の周りに色んな事が展開していくイメージです。
それを抵抗せずに経験していくことが最も促進していくので、それこそ認識で認識を何とかしようとしても、マインドでマインドは一向に変えられません。
 今ここにいて何も抵抗せず味わい愛でて共に存在している感覚を味わうことが大切だと思います。
必要なことがやってきて、必要な経験が起こって進んでいくのに、逆に抵抗してしまうのです。私の場合はホスピスで起こったことで、患者さんが死んでいくことでした。医者というアイデンティティが抵抗してしまって、苦しんで絶望しました。でも、絶望しているのは私ではなくて私のアイデンティティの方だったんです。それに気付いて医者というアイデンティティは治したいんだなってそのことを理解出来たら苦しみも終わりました。
 根本的な問題など無いので、問題だと認識しているのはアイデンティティやエゴと言われる私は○○だっていう考えなので、それに気が付くと、違う物の見方が出来ます。
 それがパラダイムシフトなのかも知れないって気付いたんです。
アイデンティティが問題だと思ってしまうのですが、実は問題はないんですよ。それに人々が気付くことがパラダイムシフトそのものです。


記者:Q4.現在はどんな活動を日々されてますか?


山本さん:現在の活動は、映画を作ったり皆でコミュニティ作りをしてみたり、アバター マスターとしての活動をしてみたり、人と繋がる活動がメインですね。
映画は、ローカル鉄道の活性化や地域の活性化がテーマです。
関わる人は良い人ばかりで日々楽しいです!映画の舞台は兵庫県三木市って場所で神戸とかだと大きすぎるから小ささも丁度良い地域です。
コミュニティ作りは友達作って一緒に遊んだり、この人とこの人を繋いだら面白いなって人同士を繋いでみたりしています。飲み会をよくやっているので、飲み会ならどこでも行きますよ!
 アバター®マスターの活動とは、9日間のセミナーがメインです。
ワークショップ形式で、私自身がガイドとして受講生さんと一緒に意識の探検をしに行くのです。


記者:Q5.これからどんな社会を創っていきたいですか?


山本さん:自分自身がとにかく苦しかったので、一生懸命やってもやっても上手く行かなくて辛くて、早く抜け出したい!って思っていたんです。
私と同じ想いを持ってる人って意外と多いと思うんですよね。
若い人で学校行けなくて苦しんでいたり、子供達(保育園や幼稚園くらいの幼少の子)も今の世界はキツいなって思うから、もっと良い世界をプレゼントしたいですね。
 医療を通してやっていきたいことは、命と直結しているので話を聞いてもらいやすく人と出逢いやすいんですよ!今以上に、心が感じ合えるような関係性の構築を色んな人と創って行きたいですね。
 思考的に繋がっている利益の追求だけではなく、それをも超えて繋がった関係性構築です。道具として医療を使っていくイメージで、基本的に役職とか職業は道具に過ぎないと思ってます。
 自己実現と言うけれど、自分というものをあまり偉いとか凄いとか定義し過ぎるとかえって上手くいかないことが多いです。
自分を道具にして、肉体のこの身体をも道具にして出逢っていくイメージです。分離を作ってしまうと面白くないですから。
 教育も変わろうとしていて、保育園を作ることにも関わり始めています。
「天才キッズクラブ」と言う素晴らしい保育園があるのです。関西に作るお手伝いを少しだけさせて頂いて尼崎に出来ました。着々と理想の未来像に近付いているし、未来は明るい!希望そのものですね。


記者:今日は貴重なお話ありがとうございました。最後に読者へのメッセ ジをお願いします。


山本さん:あなたはあなたが思っている以上に凄い!!


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山本さんの活動、連絡については、こちらから↓↓

●FaceBook:https://www.facebook.com/atsushi.avatar
●HP:https://genki-med.com/


【編集後記】

インタビューの記者を担当した所、岩田です。
オンラインでの取材に快く穏やかにお答えくださり、インタビューしているだけでこちらがヒーリングされるような時間でした。
山本さんの話を聞かせていただくと、これからの時代の人間として生きることの本質を考えさせられるとともに、なんだかワクワクさせてもらえたことがとても印象的でした。医者以外の活動にも超人的な活力で動き続ける山本さんの今後の活躍をさらに期待しています。

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この記事は、リライズ・ニュースマガジン “美しい時代を創る人達” にも掲載されています。
https://note.mu/19960301/m/m891c62a08b36

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