復職して1ヶ月

復職して1ヶ月。体調は日に日に悪くなってきた。
朝起きると体が重くて起き上がれない、
落ち着いていた頭痛との再会、
繰り返す嘔吐、
何も考えられなくなって、絶望の底にいる感覚。

やはり、鬱は簡単に去ってはくれないのか。

復職してすぐに問題にぶち当たった。
職場でネガティブな発言がよく飛び交うので、耳栓をして仕事をさせてほしいと、上司に申し出た。(耳栓はほんわり聞こえなくなる程度で、電話や呼びかけには気がつく程度の安いもの)
すると上司は、「その発言をする人はあなただけに影響を与えているわけではない。私が直接注意するから、それで頑張ってみてほしい。」と言われた。
私が聞いていて一発ノックダウンするくらいしんどくなるほどの人の悪口を言う人がおり、翌日には上司はその人に注意をしてくれたようだった。
どのように話が伝わったのかはわからない。
3時間ほど話あいがなされ、帰ってきたその人は泣き腫らした目でこちらを睨みつけると、午後から帰ってしまった。そして、翌日からしばらく出勤しなかった。

私は、休んでいただけでも職場に十分迷惑をかけたことを承知しているので、復職する際には私が自分でできる対応策で何とかできればと思っての申し出だったのだが、結果他の人が傷ついて、その人の仕事が違う人に押し付けられて、私が復職したせいで余計に職場に迷惑をかけてしまった。

その人が休んでいる間、他の人に何を言われているかが心配だった。「あいつが戻ってきたせいで、もうひとりがやすんだ」「私たちばかり仕事を押し付けられて、ほんと迷惑。」こちらをチラチラ見ながら筆談でニヤニヤと会話するおばさんたちを見ていると、そんな会話が頭をよぎる。

数日後その人が戻ってきた際は、何事もなかったかのように普通に接したが、その人が機嫌を損なわないように、私のせいでまた他の人の仕事がしんどくならないように、それはそれはきをつかった。

仕事にいきながら、週に1回は休む。
それでもできるだけ予定のない日までは耐えて、休んだ日はとことん動けない。
長い間自堕落な生活を送っていたから、朝起きるのが辛いだけだろうと、最初は思っていたけど、休む連絡を入れた途端に軽くなる体は、やっぱり何かを拒絶している。

職場で決定的なものがあったっわけではない。
救われるものがあるわけでもないけれど。
だから、何がしんどいのか聞かれると、回答に困ってしまう。
ただ、それでも日び気分の浮き沈みはあるし、沈んでいる時に職場で作り笑顔をするのはしんどいし、でもそれはみんな我慢してやっているんだよって言われたら、私が弱いだけだと責められそうで言い出せない。

職場の違う部署のおじちゃんが、父のように私のことを心配してくれる。
「元気か?ちゃんと食べてるか?」
「今日は休みなんか?大丈夫か?」
「自分のこともっと好きにならなあかんで!」
「誰がお前をダメやと決めたんや。そんなんあかん」
「やる前から、あかんって決めつけてるからあかんねん。まだ何もしてへんやろ」

おじちゃん。ありがとう。父親の優しさを知らない私には、すごくありがたいし、嬉しい。
でもね、おじちゃん。私まだそこまで辿り着けてないの。自分と向き合える程には元気じゃないの。自分がいかにダメで、いかに改善しようとしていなくて、問題から逃げている人間であるかは私がよく解っっているから、まだ問題に立ち向かえるほどの体力がないの。

他の部署のおじちゃんも、「調子どうや。ぼちぼちやってるか」と声をかけてくれたり、副院長も「肩の力抜いて、リラーックスしぃやぁ」と心配してくれる。
ごめんなさい。元気になれなくて。ごめんなさい。。迷惑ばかりかけて。

今後どうしよう。このまま働いていけるんだろうか。働けたとしても、迷惑をかけたり、腫れもんに触るような扱いをされると思うと、職場にいない方がいいのかなとも思う。
何が正しいかわからない。

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