早く進むためにゆっくり進む
2023.1.22 Sun
「毎日を120%で生きる」
「日々全力で取り組もう」
何度も何度も言われてきたこれらの言葉が間違いであるとは思わない。
そうして成長してきたと思うし、物事がうまくいったときはいつだって全力であったと思うから。
しかし、全力で取り組むことの意味を間違えてはいけない。
「全力」はときに自分そのものを壊してしまうからだ。
毎日の仕事や勉強に真剣に向き合い進めていくことは素晴らしいことだが、必ず疲労が蓄積されてします。
知らず知らずのうちに視野も狭まり、どんどん窮屈になっていってしまう。
どうすればいいのか。
私の答えはシンプルでスピードをあげたり、自分自身を追い込んだりせずに、ゆっくりコツコツと取り組むことだと思っている。
それは、楽をしろというわけではない。
日々8割の力でコンディションを保ちながら取り組むことで、結果的に長い期間取り組むことができるということである。
それは、短距離走とマラソンの違いのようなものだ。
人生を短距離走のように全力で飛ばして進んでいては、長く続くことができない。疲労が溜まり、怪我をしたり、苦しくなってしまうだろう。
マラソンのように力の配分を考えながら、止まらずにゴールまで進み続けることで、長い距離を進むことができる。
だから急いではいけない。
急いでペース配分を狂わせてしまっては、長い距離を進むことはできない。
人生はマラソンを走るタフさが必要なのだ。
ときに苦しいときも訪れるが、それでも走り続けることで、振り返ったときにすごく距離を進んでいたりするものだ。
ゆっくりでいい。
ゆっくりコツコツ、ときに休みながらも継続して歩み続けることこそ、とんでもないところにたどり着くための唯一の方法だろう。
自分を信じ、継続できるかどうか。
私は、人生のマラソンを楽しめているだろうか。
今一度、自分に問いたいと思う。