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#143「リフレッシュのsign」

イヤホンから聞こえてくるミスチルのsignが心に響く夜の帰り道。夏の気怠い暑さはどこかへ過ぎ去り、秋風の涼しい季節となった。普段聴いている曲がさらに良いと感じる瞬間は時々あって、特にその傾向が強いのは、最高のリフレッシュができた後の夜である。

昨日の試合終わり、サッカークラブのチームメイトと2人で、山中湖へ1泊2日の旅行へ。行きの道中では雨も降っていて、悪天候であったものの、山中湖へ到着した15時半ごろには晴れ間も見えてきて、湖に架かる七色の大きな虹が歓迎してくれた。幸先の良いスタートから、湖畔で富士山とともに夕陽を堪能する。雲が分厚く、富士山の全貌を眺めることは叶わなかったものの、秋らしい雲や夕焼けがきれいで、とても感動した。

帰り道に地元で有名な300gのステーキと梅酒を堪能し、コンビニで大量のお菓子屋やスイーツ、日本酒を買って、カレーパンを食べながらホテルへ戻った。こうやって旅行に来ている時は、基本的にはチートデイにしていて、食べたいと思ったものは迷わずに食べるようにしている。普段は身体を気にして選ばないスナック菓子やお酒も、今日みたいなオフには解放する。コンビニで商品を選んでいるだけで楽しくワクワクするものだ。

ホテルに戻った後は写真のレタッチをして、そのまま露天風呂へ。久しぶりに本格的な温泉に浸かり、身も心も相当癒された。振り返れば、朝6時半に起床し9時から試合があって、午後は車で2時間かけて山中湖までやってきていて、疲れていないはずがなかった。温泉に浸かった瞬間、意識が飛ぶくらい、いや若干飛びかけていたくらいに身体中に染み渡っていったのを感じた。本当に効果のある温泉は30分も入ったり出たりを繰り返していればもう浸かってられないくらいに身体中がポカポカになるもの。近所の銭湯では決して得られないこの感覚を持ちながら部屋に戻る。チームメイトは既にダウンしていたので、1人で晩酌タイム。しかし、そう長くは持たず、結局12時前後には寝てしまった。

迎えた今日は、朝風呂に入りチェックアウトしてから、近場のパン屋さんへ。緑豊かな場所にあって出来立てパンが美味しい。霧雨が降っていたのでテラス席には座れなかったものの、美味しいパンとコーヒーのチルタイムに心癒された。今日のメインは滝だった。県境の秘境の地へ向かう道中には野生の鹿に出会したり、熊注意の看板を見たりと非日常を体感。目的のばしの最寄りの駐車場に車を停め、歩いて渓谷を進んでいく。周りに他の観光客も通行人をいないし、熊注意の看板ばかりあって内心相当怯えていたけれど、進んでいくと道中にきれいな滝スポットを見つけた。その場所で三脚を立て、写真撮影タイムが始まる。撮影中にジョギングしているおじさんや散歩しているおばさま方を見かけ、ようやく安心することができた。頭の中でずっと、クマが出てきたらどうしようなんてことを考えていたからだ。

今、自宅に帰ってきてこのnoteを書きながら、清々しい気持ちの自分がいることを実感している。自然の中での冒険や、川の流れの音に癒されたことで、ものすごくリフレッシュできているんだと思う。また明日からも頑張れる。そんなsignを見逃さずに、もう少しだけ夜風に癒されたいと思う。

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