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#184「一日一初体験」

秋空の心地よい空の下で、芝生に寝っ転がって昼寝をする。それだけで最高な週末を過ごせていると自負できる。海や港を眺めながら、頭上を見ればかたちを変えながら動く雲が見える。雲のような心であれたらななんて考えたりしてみる。

決まったかたちはなくて何にでも変化していける。その時々によって最善のかたちに生まれ変わることができて、思い切ってやり切れるような、そんな心であれたら迷いや悩みも消えていくのだろうか。いや、迷いや悩みがなくなってしまったら人生に色がなくなってしまうのではないか。ネガがあるからポジもある。雨の日があるから晴れの日が素晴らしいと思える。悔しいと思えるから、楽しいという思いは倍増する。楽しいだけではないから、色んな感情を経験できる。総じて、人生は彩りを増していくのだ。

そんな一つの結論みたいなものが出たところで、また昼寝をする。外で昼寝が気持ち良い季節が長く続いてほしいものだ。結局、家に帰ってからもまた昼寝をしてしまった。それなのに夜もぐっすり眠れてしまうくらい、私は睡眠に飢えていたのだろうか。

この三連休もあっという間に過ぎてしまった。最近意識していることは、「一日一初体験」だ。一日の中で一つでいいから、新しいことを取り入れてみること。土曜日はチームメイトが太鼓判を押していたドーナツ屋さんに行ってみて、びっくりするほど美味しいという気づきがあったし、日曜日は記憶の中では初めてシュラスコを食べた。また、同じくブラジル料理のフェイジョアーダという豆がたくさん入ったカレーを食べて、とても美味しいし、栄養満点だと感じた。サッカーでブラジル代表が強いのは、こういった料理の影響もあるのではないかと感じた。とにかくフェイジョアーダは栄養満点でタンパク質豊富なので、今後の日常生活にも取り入れていこうと思う。

今日も、いつもだったら素通りしてしまう広場に立ち止まり、芝生で昼寝をした。よく漫画やアニメで芝居で寝転んでいるシーンがあるけれど、実際やってみると本当に心地が良かった。もちろん天候次第ではあるからこそ、天候に恵まれて外で昼寝ができるのはなんとも贅沢な体験だった。

日常のなかで何も考えず暮らしていけば楽なのかもしれないけれど、マンネリ化もしてしまう。だから、どんなに小さなことでもいいから一日に一つ、今までやってこなかったことや体験してこなかったことを意識的に取り入れていき、自らの新陳代謝を起こしていきたいのである。

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