19ひだりてでたべてみる

19ひだりてでたべてみる

ごはんをおいしく

たべる方法があって、

それはいつもと違う食べ方。

左手をつかって、

食べてみるということ。

右手をつかうと、

なんでも簡単にできてしまう。

だけど、左手だったら、

いつもできてたことが、

なかなか大変になるもの。

だから、いつもより、

時間がかかる分だけ、

食べられたときの喜びも

いつもよりも深くなるもの。

左手で食べることで、

いつもより丁寧になる。

右手でできていたあたりまえに

たくさん気づけるようになる。

たとえばお箸を使えるって、

幸せなことだなあ、とか。

きがついたら、ものかきのはしくれ歴17年。 詩みたいなエッセイみたいな思いつきみたいな短文を、小さなしあわせを数えながら綴っております。それ以外にも、絵本作品を書いています。