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さんま+余白:コレクティブ・ウェルビーイング

先月、前職時代の先輩でもある、現楽天ピープル&カルチャー研究所代表の日髙さんをお招きし、当社のマネジャー向けにコレクティブウェルビーイングについてレクチャーをして頂きました。
学びのある時間だったので、noteに。

OpenWorkで感じていた課題感

OpenWorkは現在契約形態を問わずカウントすると約100人が在籍するチームです。前もってお断りしておくと、エンゲージメントサーベイのスコアなど、組織状態は悪くない状態です。

コロナ禍に突入する前から一定リモートワークは運営していましたが、
現在は完全フルリモート、コロナが落ち着いても出社2割・リモート8割で進めていく予定です。
コロナ禍でも社員数は増えており、この1年で入社してくれたメンバーは、
まだ顔を合わせたことのないメンバーと仕事をしているケースもあると思います。

月に一度の全社員が集まる会議(Open Briefing)、タレントマネジメントツールや、slackを活用した相互理解アプリなどを運用していますが、どことなくコロナ禍に入る前と比べると、コミュニケーションが薄くなっているような気がしていました。

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↑割とお気に入りなのが、Collaというslackのアプリ。

そんなときたまたま出会ったのが、コレクティブ・ウェルビーイングという概念でした。


コレクティブ・ウェルビーイングって何?

そもそもウェルビーイング(Well-being)も知らない方、まだ多いのではないでしょうか?私も明確な定義は知らずに使っていました。

WHO(世界保健機関)憲章の前文にはこのように書かれています。

Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.
(健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが 満たされた状態にあることをいいます。日本WHO協会仮訳より)

では、コレクティブ・ウェルビーイングとはなにか?
上記のウェルビーイングの解像度をあげると、

個人におけるウェルビーイング:インディビジュアル・ウェルビーイング
チームにおけるウェルビーイング:コレクティブ・ウェルビーイング
社会におけるウェルビーイング:ソーシャル・ウェルビーイング

に分けることができるとのこと。

当研究所によれば、コレクティブ・ウェルビーイングは『ある目的のもとに、ありたい姿を持つ多様な個人がつながりあった持続可能なチームの状態』と定義されており、
企業においては、『企業集団の目的や戦略と、そこに集う個人の多様な有りたい姿や価値観がつながったチームの状態』を指すとされています。

まぁ、たしかにウェルビーイングって個人の問題だけでは片付けられないですよね・・・。多くの人は誰かと関係を持ちながら生活しているので、Collective(集団的な)という概念は納得がいきました。


コレクティブ・ウェルビーイングのための3要素

当研究所では、コレクティブ・ウェルビーイングのための3要素を『三間(さんま)+余白』と定義しています。私が説明するより、引用させていただいたほうがわかりやすいので、こちらをどうぞ。

個人向け

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マネジメント向け

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※楽天ピープル&カルチャー研究所様より許可を頂き、転載しています
こちらから無料でダウンロードできますので、気になる方は是非

私自身は、
・仲間面での余白の確保
・「仲間」をつなぐ
が不足していたなぁと反省し、
オンラインでも余白をもったつながりを増やせないかチャレンジしています。
特に日々のMTGでは、すぐに工夫できることがあり、MTGの頭と終わりは余白を持たせるようにしています。
(MTG数が多すぎるとどうしても機能的に進めてしまうので、頭に5分雑談するだけでもお互いのことをよく知れるなぁと効果を感じています)

さいごに

簡単なエントリーとなりましたが、とても勉強になったので自分用のメモとして作りました。ニューノーマルのチーム作りに苦心されている方のヒントになれば幸いです。

日髙さん、楽天ピープル&カルチャー研究所の皆さま、貴重な機会を頂き、ありがとうございました!

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