2020.6.24 人、町、いきもの

梅雨ですね。
着る服が覚束ない日々。
外気との輪郭がぼやぼやして、
今日、と明日、の境界がにじんでいます。

映画「寄生獣」を見ました。
曰く、人は何万という個体からなるひとつの生き物だそうで。
人間は種の保存を「自己の防衛」と「他者(とりわけ自分の子供)の保護」の面で実行し、連携してその機能を強化する。
人間は人間以外の種に対して容赦無く殺し、食べ、制御する。
そして、種を保存するための組織やシステムを構築する。
その力は凄まじい。

作中に登場する寄生生物のことばが、
いま人類を脅かしている例の感染症の声を代弁しているように思えた。
まあ本当に、客観的に考えれば、
人間だけが安全に生きられるなんて、
そんなはずはないもんな、、、と思いました。

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