見出し画像

道場の門を叩いてみて@コーチング道場

最近のコーチング事情

今年も四半期があっという間に過ぎ、昨年末にCMW(コーチ養成講座)を受けていたのが大分昔の様に感じられます。

あれから有難いご縁やお声掛けもあり、コーチとしての活動は少しずつ、本当に少しずつ増え、年末に掲げていた「もっとセッション数を増やしたい!」という願望は実現し始めていました。

だからこそ、セッション中に質問が出て来ない、クライアントが何を願っているのか分からない、そもそも分かろうとすべきなのか、在り方はこれで良いのか、自分の未熟さを感じる場面も多くあり、
"このままじゃまずい"という想いが沸々と湧いていました。

「クライアントともっと豊かな時間を共創したい」

今までセッション直後にGood/Moreな部分を振り返っていたものの、本当に良かったのか否かが主観で判断できない。
相互コーチングを試して客観的なFBを頂く機会を設けるも、もっとズバズバ言われる厳しさが欲しい。(ドMかな?)

セッションの質をより高める為にどうすれば良いんだ、、、
と頭を抱えていた所、こんなツイートを発見。

主催はコーチング大喜利でおなじみ(?)のそでこさん(@sodekooo)。友人がTwitterで絡んでいたのを見ていたので安心感もあり、note読んで2分後には申し込んでいました。即決。

コーチング道場ってなに?

上記ツイートにも記載ありますが、一言で言えば、
「コーチの為のメンター制度」になります。

詳細はこちらを見て頂きたいのですが、主にコンテンツは下記4点。

① ICFのPCCマーカーに沿ったフィードバック
②改善のためのアクションプラン作成サポート
③1on1によるアクション振り返り
④そでこさんのコーチングセッションを受ける

メインコンテンツは、①セッションのフィードバック。
クライアントに同意を得た上でセッションを録画し、動画を隅々まで見て頂きます。その上で、次回セッションで何を意識するのか、実際に行動するのかアクションを策定。そして、新たなセッションを見て貰いPDCAを回していく、こんなサイクルになっています。

タイトルに"道場"って入っているし、「本気でフィードバックされたい方へ」と記載あったし、一体どれだけ厳しくされるのか、、、
恐る恐る門を叩きましたが、実際どうだったのか触れていきます。

フレンドリーな師範

1ヶ月の道場体験を経た上で、真っ先に思うのは、
セッションの質に明らかな変化が生まれているという事。

これは自分で感覚的に振り返りをしていた時とは異なり、主観と客観両方でセッションをチェックしているから。
コーチングスクール含めて1年強学んできましたが、ここまで個別化されて時間をかけてフィードバックを受ける機会は無かったと記憶しています。

また、録画したセッションを自分でも見返していると、そでこさんに見られる前提で振り返るので、自分の眼も自ずと厳しいものになります。
正直この時間が一番辛かったのですが、久しぶりにコーチとしての自分を見て、想像していた傾聴や質問、フィードバック、在り方とは異なる姿を目の当たりにし、胸が締め付けられる想いでした。耐えられなくて何度かビデオを止め、深呼吸してから再度見直す。これを繰り返していました。

そして、フィードバックを頂く場では、まず自分が今回のセッションをどう捉えているのか聴いて頂き、そこに重ねてそでこさんが気付いた事、アドバイスを下さる。印象に残っているフィードバックはこんな感じ。

・良い質問をしなければというコーチのエゴが出ている
・話の方向性が失われた時、表情に翳りが出る
・クライアントの身体の機微を捉えましょう
・自分のペースを保つ為の頷き相槌がある
・直ぐに手段に行かなくて良い
・セッション最後に必ず自分から纏めなくて良い
・意図した質問が多い
・チェックインと本題が逆転している          etc...

いずれもこの道場を経験するまでは、全く意識していない観点でした。
更に、自分が発した問いを言い換えるならどんな質問になるのか、タイムマネジメント、セッション前の整え方、導入セッションでの関わり方まで、幅広い角度からアドバイスを頂けたのは有難かったです。

また、意外だったのが道場でいう所の師範代、袖川氏がめっちゃ優しいという事。元コンサルでコーチング歴も長いと知っていて身構えていましたが、そでこさんとのコミュニケーションでは笑いが頻繁に起こります。

笑いもありつつ、分かりやすい指摘とコーチ的な受容する姿勢があったからこそフィードバックが刺さり、次回のセッションに向けてアクセルがかかる。竹刀を持って鋭い眼差しで見つめるような師範をイメージして初回を迎えましたが、温かくも芯のある眼でじっくり見ていてくれる、そんな感覚を覚えました。

一番の気づき

数ある気づきの中で最もハッとしたのは、
自分がクライアントの可能性を閉じているかもしれない事実。

多くのコーチが望む理想に、
"コーチングはクライアントの可能性を最大化させる"という関わりがあると思います。

それはコーチングを学び始めたら、一番初めに教わる類のこと。
そんな基礎は当たり前のように自分にインストールされ、無意識でその様な関りが出来ていると思っていました。クライアントにも感謝される事はあるし、何か指摘を受けたことも無い。

でも、実際はその真反対。

無意識に答えが用意された意図された問いかけ、クライアントの話を全て理解しようとするがあまりに質問しながら内容を整理する、また自分のペースを保つ為の相槌や頷き。

これは全て私のセッションに顕われていた事柄です。

勿論セッション中終始出ていた訳ではありませんが、こういった理想とは全くかけ離れていた、クライアントの可能性を閉じうる関りがあった事に衝撃を受けました。この事実を知らずにコーチングを提供し続けている未来を想像すると恐ろしいですが、今の時点で気づけて良かったなと心底思います。

この衝撃を感じたからには、後は改善するだけ。
そでこさんに頂くアドバイス、自分で立てたアクションプランを実行していく。それがセッションをより豊かにしていく。その繰り返しを続けていくだけです。

最後に

今回の道場体験記では、自分の様々な気づきや反省を書き連ねましたが、
やっていて思ったのは、「コーチングめっちゃ楽しい」というシンプルな感情です。楽しいから耳の痛いフィードバックも受け入れられるし、そでこさんとのセッションも楽しみに待つ事が出来ました。

先月で道場入門期間は終わりましたが、これからもコーチングを探求していき、クライアントと共に豊かな時間を共創するコーチを目指していきます。
コーチング道場は恐らくまた開催される??と思いますので、気になる方は
そでこさん(@sodekooo)までどうぞ!

また、3月でセッションを完了されたクライアントが複数名いるので、
近日中に新規クライアントを募集しようと考えています。

ここまでお読みいただいた皆さま、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?