学連のレアード【立ち方編】

こんにちは。
成蹊の和田です。
今回の記事から気が向いた時にnoteを更新をしていこうと考えております。笑

今回から【学連のレアード】というタイトルで
ラテンダンスの技術を共有していく。
・今年から学連で競技ダンス部(舞研)に所属してチャンプを目指したい方
・ラテンを専攻することになり、一度基礎を見直したい方。
・ダンスを始めたばかりの方。
・部活を強くしたいけど、教え方が分からない方。

といった希望や悩みを持っている方を対象に書いていこうと思う。
僕がダンスを始めて習ってきたこと、見てきたこと、そして実際に教えてきたことを僕なりに噛み砕いて共有していこうと思う。

はじめに、ラテンダンスにおける立ち方の金言を紹介する。
【Body over the leg】
俗に言う【ボディーオーバー】という言葉だ。
今回のレクチャーはどうしたらボディーオーバーができるようになるのかを説明していく内容となっている。
また、大前提【立ち方や姿勢】がダンスにおいて重要であることを念頭において読んでいただきたい。

①下半身(足から腰)のイメージ
まず最初のポイントは【足】である。

ダンスの姿勢(俗に言うポイズ)やトーンを上げるなどの言葉を聞いた時に、胸を引き上げるや
丹田を引き上げることで完結してしまっている人は多いのではないだろうか。
間違ってはないがそれだけだと物足りないのが正直なところだ。

足の使い方について、足裏のイメージから持つことがとても大事である。
簡単に分割すると3段階。
①母指球から指
②母指球からつちふまず
③かかと
それぞれを言い換えると、
①前バランス
②ニュートラル(普段の立ったときの位置)
③バックバランス
と定義できる。
ラテンダンスでは基本的に①の位置に立っていることがメインである。
②と③の位置に立ちつづけながら踊ることはほとんどない。この位置に立ってるダンサーは【ボディーオーバーが出来ていない】といえる。
ただここで忘れてはいけないのが、体重移動のときは必ず①から③まで通過をする。
これはラテンでもモダンでも共通の認識であるため必ず意識すべきである。

足の裏でのバランスの取り方をイメージできたら次は【膝】の使い方を意識する。
膝は少し力をいれるように立つ、その時に膝が自分の身体に食い込むような感覚を持つべきである。
2年生以上の方は耳にしたことがあるであろう
【ニーバック】の状況を作り出す。
ウォークのレクチャー時によく耳にする単語だとは思うが【立ち】の段階から意識するべき内容である。
ニーバックをすると自然とボディが前の方に出る感覚+太ももとお尻の間の筋肉がキュッと前の方に出てくる感覚が出てくるはずだ。
そうすることで足の力を使い切ることができ、強い下半身をを作り出すことができる。
以上が下半身の説明になる。

②上半身

上半身のトーンの話になった時に1番重要なのは
【丹田を引き上げる】ことだ。
丹田はイメージとして、おへそのちょっとしたあたりちょうど下着に覆われてる辺りにある。
ここを引き上げるのだ。
引き上げ方のイメージとしては、小さい腹筋をしているようなイメージであげると良いだろう。
その際に忘れてはいけないのは、【腰】である。
腰は丹田を引き上げたときに丸みを帯びる。
イメージ的には、コルセットを巻かれたような感覚になる。
そうすると全体的に身体が覆われて、前からも後ろからもパワーを感じられるようになる。
この後ろから覆われている感触を忘れずにダンスをすることは、反り腰になることも防ぎ、怪我のリスクも大きく下げることになるので、ぜひ意識をしてみてほしい。

次は、【立ちからのフレーム】を作る。
フレームの作り方の意識はスタンダード同様、
【背中を広く】見せるようにする。
後ろから見た時に、逆三角形に見えるような意識を持つと、背中かからも力を感じられるようになる。
その力を腕や指先まで通し、最終的にパートナーへのリード、リーダーへのフォローに繋がる。
その際に腕は、肩から肘の間を【外旋】、肘から手首までを【内旋】させる。
そうすると結果として、肩が下がり首も長くスッキリとさせた立ちが完成する。

この立ち方ができれば、コネクションは硬くならずに、自分の動きが自然とリーダーパートナーに伝えることができる。
コネクションの原則だが、硬くなってはならない。
心地よいコネクションを保ちながら踊ることを大事にしてほしい。

■まとめ
社交ダンスにおける、【立ち方】はとても大事なことであることを忘れずに練習をしていただきたい。
立ちを極めることは、ダンスの成長にも早いことを僕は信じてます。
そしてこの記事が誰かのダンス人生で役に立つことを切に願います笑

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?