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商品化が進む昆虫食

こんにちは、はるきです。
前回は、フードテックの本のアウトプットを書きましたが、今回は昆虫食について書きます。

昆虫食の記事について書きましたが、さらに深掘りしていきます。

今回の記事はこちらについて書きます。
・昆虫食の歴史
・昆虫食はなぜ食べられなくなったのか
・昆虫食の現在
・昆虫食の未来
・まとめ


昆虫食の歴史

昆虫食に関してはあまり馴染みはないですが、実は昔から食べられています。

2500〜3500年前の古代ローマ時代、ギリシャ時代から食べられたとされています。

日本でも、縄文時代には昆虫食は行われていました。

日本では、古くから長野県に昆虫食が根付いた地域とされています。

山国の地域では、タンパク質が手に入りにくかったなどの理由から虫を食べるようになりました。

信州4大珍味という言葉もあり、信州でよく食べられる昆虫4種類のことを指します。

昆虫4種類としては「蜂の子」「イナゴ」「カイコ」「サザムシ」となります。 

どの昆虫も長野県以外に住む方々は馴染みがないかと思います。

昆虫食の中では「イナゴの佃煮」がメジャーとされていて、ご飯のおかずやお酒の当てのつまみによく合うらしく香ばしい香りやエビのような味をすると表現する人もいるみたいです。

ある一部の地域では、イナゴの佃煮はスーパーで販売されていたり、Amazonで買えたりできるので、気になる方はぜひ買ってみてください。

昆虫食はなぜ食べられなくなったのか

今では長野県や岐阜など内陸地域でしたが、昔は多くの地域で食べていました。

日本では55種類ほどの昆虫が食べられており、薬用としては123種類が利用されていたほどです。

しかし、衛生概念が発達してきて、虫がグロテスクと思われたり、コレラなどの伝染病の原因として認識さえるようになり、駆除の対象となりました。

その後、定住型農業が始まり、昆虫が作物を食べることから害虫という認識が広がりました。

実際に「害虫」という言葉は元からあった言葉ではなく定住型農業が始まった時代に作られた言葉とされています。

更に、海外から輸入品で安価で美味しい肉類が手に入るようになったのも理由の一つです。


昆虫食の現在

昆虫食は全世界の4/1の20億人が昆虫食を食べているとされています。

世界で食べている昆虫の種類は1900種類以上で内訳としてはこんな感じです。
・甲虫類(コガネムシ、ゲンゴロウ) 31%
・ハチやアリ             14%
・ケムシやイモムシ        18%
・バッタ類            13%
・セミやカメムシ         10%

最近になり昆虫食は商品化が進んでおり、コオロギせんべい、タガメサイダー、カイコ入りのハンバーグなど商品化が進んでいます。

大手企業も昆虫食に参入しており、家具を扱うIKEAは昆虫食のホットドッグやパテにミルワームなどを使用したハンバーガー、ミートボールなどの開発を進めています。

日本では、無印良品が徳島大学と開発した「コオロギせんべい」があります。

コオロギせんべいは、自社のネットサイト限定で販売してましたが注文が殺到して品切れ状態になったため生産工場で量産できるようにして店舗でも販売を始めております。他にもコオロギチョコなどもあり非常に人気があります。

昆虫食の中では、コオロギが注目されています。
理由としては、

コオロギは、栄養価が非常に高くタンパク質は100g当たり60gほど含まれているとされており、牛肉や豚肉の3倍近くあります。

それ以外にもコオロギの飼育方法が、楽で成長スピードが速い点があげられます。

コオロギは、雑食であり近年問題視されている「食品ロス」である廃棄された食品を飼料にあてれることが可能であるため食品ロスの解決方法の一つとしても注目されています。

成長スピードは、約35 日で成虫になるため昆虫の中でも成長スピードが速い点が利点であります。

温度管理さえしっかりしておけば、年間通して繁殖させることが可能です。

昆虫食の未来

昆虫食は現在多くの国で食べられており、商品化が進んでます。海外では、昆虫食は普通に食べらており、レストランでも昆虫が出てきます。

日本でもコオロギラーメン、カイコ入りのハンバーグを扱うお店がありますが海外と比べると少ないです。

今後、昆虫食は日本でも一般的に食べられるのではないかと思います。

日本が昆虫を食べないのは、昆虫を食べる文化がないからだと思います。

アメリカで、生魚を食べる文化がなかったことと同じこと言えるのでないかと思います。生魚を食べる文化が次第に広がりアメリカでは寿司を食べる文化が誕生しました。

寿司が食べられるようになった背景には多くの話があり、一つはカルフォルニアロールの存在とされています。

カルフォルニアロールが、次第に受け入れられ寿司が食べられるようになったという話があります。

これらと同じように昆虫食が受け入れられためにはエントリー製品が必要ではないかと思います。エントリー製品から昆虫食を食べる文化が誕生すると思います。

エントリー製品が、多くの人に受け入れられれば、昆虫食は次第に広がり様々な場面で使われるかと思います。

食卓でも栄養の高さからおかずの一品が昆虫食に変わり、スーパーでも昆虫食のコーナーができたり、私達の身近なものになるかと思います。

健康思考の観点から、昆虫食を食べる人は多くなるかと思います。


まとめ

昆虫食は日本でも、昆虫食を扱うお店や大手企業などが参入するなど活発な動きを見せております。

私達にとっては馴染みのない食べ物ですが今後は一般的になるのではないかと思います。昆虫食には多くの利点があり、私も食べてみようと思います。

昆虫食は非常に栄養価が高いので、スナック菓子からこおろぎせんべいに変えてみるなども良いかもしれないですね。




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