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次世代の食品配達サービス!Instacartの次世代のテクノロジー

こんにちは、はるきです。
10/11(水)に第4回フードテックセミナーを開催しました。こちらの内容をブログでもご紹介させていただきます。




タイトルは
『次世代の食品配達サービス〜Instacartの次世代のテクノロジー〜』

●本日のセミナーの目的と狙い

ーフードテック業界についての理解を深める
ー今後の「食」について理解をする
ーフードテックのテクノロジーが普及すればどのような未来になるのかを理解する ー革新的なフードテックスタートアップ、Instacartについて学ぶ
ーInstacartの技術とその食品業界への影響を理解する
ーinstacartなぜ革命的なのかを理解する



1. フードテック業界に携わり たいと思ったきっかけ

●きっかけは飲食店で務めているとき
ー私は当時店⻑を務めており、廃棄の多さに驚いた
特に曜日によって、天候によって廃棄量も増える
ー廃棄業務にしている中で「もったいない」と毎回感じる
ーそれがきっかけで食品ロスに関心をもつ
ーそこから「フードテック革命」という本に出会いフードテック業界を初めて知る ーさらに、ブログの執筆する中でフードテックに携わり食品ロス削減に取り組みたい と思い転職を決意
私もフードテック業界に携わり食品ロス削減に携わりたい!


2. フードテックの未来

フードテックの未来とは

●フードテックのテクノロジーにより、私たちは食へのアクセスは変わる
ー「何を食べるのか?」「どうやってその食べ物を調理するのか?」「その食べ物をどう やって買うのか?」などがこれまでとは違ったものになる。
●「食」にテクノロジーが組み合わさる
ー食にテクノロジーが組み合わされば利便性や消費者が食に対する欲求がグレードアップして、 「食」のあり方も再定義される。「おいしさ」「やすさ」以外にも「楽しさ」「食 の体験」といった価値観も 求められる
●データの重要性がさらに増す
ー食というのはその人のデータそのものであり、いかに顧客の私生活から顧客データを集め企業は いかに顧客にパーソナライズできるかが求められる。近年では食のGAFAとも 呼ばれるキッチン OSが注目されている

買い物の未来

●RFID技術などにより、自動計算
ー買いたいものをマイバックに入れてゲートを通過すると顔認証により代金が自動で支払 われており、レジに並ぶ必要がない
●ダークストアによる効率化
ーオンラインから食材は購入して、ダークストアを活用してラストワンマイルの解決や労力の改善 ストア内ではロボットがピッキングをしてドローンでの配達なども考えられる
●食品ロスアプリでの購入
ー食品ロスは大きな問題であり、食品ロスになりそうなものをアプリで販売している企業が増えてお り、安く購入できる。海外では食品ロス削減アプリのみで食材を購入している人もいる
●スマート冷蔵庫による在庫管理
ー冷蔵庫室内に搭載されたネットワークカメラにより、冷蔵庫内の食材を何がどれだけあり、 賞味期 限がいつまでなのかをスマホで確認するとができるので買い忘れや食品ロス防止にもつながる

食べるものの未来

●培養肉や植物肉よる持続可能の向上
ー家畜には大量の穀物と大量の水などが消費されている。そして家畜も動物らしい育てられ方が されておらず動物愛護の観点から問題視されている。今後は培養肉や植物肉 などを食べるように なる
●3Dプリンターによるアレルギーと咀嚼力の解決
ー3Dプリンターにより、カスタマイズが可能であり咀嚼力が弱い方にはペースト上で食べやすくした り、アレルギー食材を別のもの変えて食材の提供を行う
●食のパーソナライズ化
ーDNA情報や買い物履歴などからヘルシーな食事の提案や栄養素を自動解析をしてくれパーソナラ イズされた食が提案され、栄養素の改善などを促す
●ゲノム編集による栄養素の向上
ー特定のゲノムを切り離す技術により、栄養素の向上や可食部の向上などが期待でき一つの選択肢 になる

調理の未来

●キッチンOSによる自動化
ー料理を作る際にレシピによって火力や使う器具などが違ったりしていてもう少しアドバイス が欲しい という特にIot化された調理器具が自動で火力の調整などもしてくれるので失敗せずに料理が作る ことができる
●オンライン調理教育
ープロのシェフがオンラインで料理を教えてくれて、プロから調理のテクニックや知識が学べてスキル が身についたり、料理の楽しさを知ることができる
●健康的な食の提案
ースマホアプリで料理の目的(時短、健康料理など)を答えることによってアプリ内で1週間 分の最適 なプランが提案され買い物から調理まで全て教えてくれる。栄養不足やバリ エーションの不足が解 決される。
●マルチ調理器具によるほったらかし調理
ー調理器具の進化によりボタン一つで調理をしてくれ、忙しいビジネスパーソンや子育てに 忙しい主婦の救世主になる

お店の変化

●自販機3.0による24時間営業
ー小型の無人レストランともいうべき自販機3.0により、無人でお店を行うことができ24時間 営業や 1000種類選択肢が可能となりパーソナライズやカスタマイズ対応や人員削減にもつながる
●フードテックロボットによる、新たなオペレーションの担い手
ー人の手を介さないロボットによる調理は、効率面、衛生面などが大きく期待されており目の前で調 理調理をしてれるので「楽しさ」「エンターテイメント性」もありひとつの顧客体験になる
●料理をデータ化することによるテレポーション
ー例えば、東京で握った寿司をデータ化して、サンフランシスコで寿司のデータを出力して3Dプリン ター技術によりデータをシェアする。これにより異国の料理を味わうことや地球上から宇宙ステー ションに食を届けることが可能となる。今までとは全く異なるレストラン。
●顧客のデータ化によるパーソナライズ管理
ー今後、お店は顧客情報の重要性が高まり顧客のアレルギー好みの味などといったパーソナライズ 性や「おいしさ」だけでなく目の前で調理をするといった食の体験なども重要になってくる


3. 食の価値観の変化

消費者の食に対する価値観の変化

●負の解消
ー近年、人類は豊かになった反面、食による問題で肥満や糖尿などといった経済損失を招いており 「飽食の時代」となっている。飽食の時代であり、大きな負のコストがかかっているので負の解消を するべく食にお金を使う理由が増える
●何を食べるかでその人の価値観を示す
ー「ヴィーガン」「フレキシタリアン」「ベジタリアン」など様々な個食スタイルの人達も一定数いて、 食でどんな価値観を大事にしたいのかが明確になる。何を食べているかでその人への理解も 深まり、食からのコミュニケーションがはじまる
●効率重視から体験への変化
ー私たちは効率や利便性を追い求めた結果、「肥満」に陥った。効率的に時短という価値観から 「伝統を学びたい」「ただ早く作るだけでなくコミュニケーションの場でありたい」など食以外の 楽しさや体験や好奇心を満たすなとどいった価値観が求められる

これまでの食

●生きるためだけの食
ー人類が誕生してから狩猟採取の時代は生き延びるためだけの食であった
●伝統や食文化の構築
ー人類が認知革命により集団社会の形成し、食は共同体を形成し、結びつける要素と なった。食の共有は、集団内で社会の結束を高め、文化や伝統を築く基盤となった。 また、火を使えるようになったことで高カロリーな肉を食べることができ、脳が成長し 進化のための食でもあった
●豊かさと食の多様性
ー交易の発展により、異なる地域や文化の食材や料理が広まり、一気に人類を繁栄を させた。交易により食の多様性や選択肢が増えた。これにより、「美味しさ」や「新しさ」 が食の価値観に加わった
●産業革命と加工食品
ー産業革命以降、食品の大量生産や加工技術の発展により、「便利さ」や「保存性」が重 要な価値観となった。その結果、栄養不足や肥満などといった経済損失を招く

新たな食の価値


未来の食の進化

出典:シグマシス


3.Instacartの
テクノロジーとインパクト

出典:Instacart

Instacartについて

●設立 2012年
●創設者  アプアバ・メフタ
●従業員数  3,486人
●使命  誰もが好きな食べ物にアクセスし、一緒に楽しむ時間を増やすことができ
    る世界を作ること


Instacartのサービス
ーインスタカートは、スーパーやドラッグストアなど、近所のお店の買い物代行し&即日 配達サービスです。いわば、Uber Eatsの買い物バージョンのようなもの。
スマホやパソコンでオーダーすれば、2時間ほどで玄関先に届けてくれます。家を一 歩も出ることなく、ノーコンタクトで買い物できるので、新型コロナウィルスのパンデ ミックを機に利用者が急増

Instacartでは何ができるのか?

1.オンラインで食料品を注文する
ーユーザーは、スマートフォンやコンピュータを使用して、地元の食料品店から商品を選び、 注文できる
2.時間と場所を選んで配達を受ける
ーユーザーは、自分の都合の良い時間と場所を選んで、食料品の配達を受けることができる
3.パーソナルショッパーによる商品の選定
ーInstacartのパーソナルショッパーが、ユーザーの注文に基づいて商品を選び購入
4.複数の店舗からの一度での注文
ーユーザーは、複数の店舗から商品を選び、一度の注文で複数の店舗からの商品を受けと ることができる
5.リアルタイムでショッパーとコミュニケーションする
ーユーザーはアプリを通じて、リアルタイムでショッパーとコミュニケーションを取り、商品の選 定について指示を出すことができる

Instacartアプリ内(写真)


提携店舗とユーザー数

出典:Instacart

●利用可能都市
ー米国とカナダの14,000都市で利用可能
2016年では25店舗だけであったが爆発的な成長
●ユーザー数とショッパー数
ーユーザー数は1370万人、ショッパー数が60万人
●提携店舗数
ー1100店舗

Instacartのビジネスモデル

●配送料
ーInstacartが35ドルを超える注文には、定期配送または2時間の配送の場合は3.99ドル、1時間配送の 場合は5.99ドルの標準配送料がかかる。35ドル未満の注文かつ、2時間の送料で7.99ドル、1時間の 配送料で9.99ドルで支払われる。このような配送料は、店舗と会社の両方の間で分配される
●会費
ーユーザーが年間メンバーシップにアクセスすることを奨励します。1年間99ドルを費やすだけで、消費 者は年間355ドル以上の注文で無制限の配達を得ることができる
●食料品パートナーからの支払い
ー小売店に商品を販売するためのポータルを提供しています。彼らは同じものと引き換えにこれらの パートナーに料金を請求。手数料は店舗の収益に基づいて計算されます。同社は、手数料の管理、 注文の仕分け、ショップのサポートのための手数料として、各注文の価格の約3%を獲得している
●マークアップ価格
ーInstacartで商品を販売するショップは、店内価格と同じ価格を提供しますが、Instacartには、店内価 格よりも15%高いマークアップを持つショップはほとんどありません。これらのマークアップ価格からの 収益はInstacartに向かい、顧客に支払いをさせる
●広告配置料金
ーこれらは通常、店舗をサポートするために、引き換えに施設のために請求されます。たとえば、アプリ ケーションを開くと広告やプロモーションが表示され、特定のショップは常に上部に表示。

Instacartの成長率


オンラインショッピングの市場

出典:OBERLO


Instacartのマーケットシェア

出典:OBERLO


効率、正確性を高めるには?

●ショッパーの現在地と最適ルートの把握
ーユーザーに商品を早く渡すには、ユーザーがどのスーパー注文をしたのか?そのスーパーからどの ショッパーが一番最適でどのルートで行けば何分でユーザーに届けることができるのかを示す必要
●スーパーの食品位置の把握
ーショッパーがユーザーから注文された商品を購入する際に、どの商品がどこに並んでいるのか?を把握する必要 がある。特に特売や関連商品などは販売位置が変わっていたりする場合があるので全て把握しておく必要がある
●リアルタイムでの在庫管理
ースーパーでは「売り切れ」が発生する。そうなるとリアルタイムで在庫状況などを変更しなければいけない リアルタイムで在庫管理ができる大量のデータベースが必要不可欠
●商品の選び方
ーショッパーは商品を選ぶ際にどのような基準で商品を選べばいいのか?を知っている必要がある。 ショッパー全員への教育が必要である
●パーソナライズ
ーユーザーが効率よく、アプリ内で商品をするにはユーザーの購入履歴からのおすすめや好みなどをパーソナラ イズする必要がある。特にユーザー数や提携店舗が増えれば学習モデルも新しく構築する必要がある
●セキュリティとプライバシー
ー顧客の個人情報や購買履歴などのデータの保護は極めて重要です。データ漏洩や不正アクセスが発生すると、 企業の信頼性が損なわれる可能性があります。

なぜそれが可能なのか?

●バッチ思考からリアルタイム
ーInstacartは、顧客、ショッパー、小売業者、ブランドパートナーの4つのマーケットプレイスでの経験の質 を向上させるために、機械学習を広範囲に利用しています。彼らは、バッチ指向の機械学習システムから リアルタイムのシステムへの移行を進めています。これにより、顧客の経験が向上し、よりパーソナライ ズされ、効率的になる
●リアルタイムによる効率化
ー小売業者が商品のレイアウトや配置を変更すると、Instacartのプラットフォームポータル(IPP)を通じて、これらの 変更がリアルタイムでシステムに反映されます。これにより、ショッピングリストや商品の位置情報は常に最新のも のとなります。また、Instacartは過去のデータやショッパーの動きから学習し、各商品間の距離を推定します。これ に基づいて、ショッピングリストは最も効率的なルートでソートされ、ショッパーは店内を効率的に動き回り、商品を 集めることができる
●UXの向上
ーInstacartの自動補完(Autocomplete)機能は、ユーザーが検索バーに入力を始めると、関連する検索クエ リの提案を行います。またInstacartは、顧客が製品を簡単に見つけることができるように、検索経験を向 上させるためにITEMSというモデルを開発しました。このモデルは、検索クエリと製品の間の関連性を理 解し、最も関連性の高い製品を特定してランク付けします。これにより、顧客は効率的に、そして少ない 摩擦でショッピングを楽しむことができる
●セキュリティとプライバシーの解決
ーInstacartのBug Bountyプログラムは、外部のセキュリティ専門家と協力して、システムのセキュリティを向上さ せています。公正かつ透明な報奨金の支払い、VIPプログラムの運営、そして報奨金ガイドの提供によって、 Instacartは多くの研究者を引き寄せ、多くの脆弱性を発見し、修正しています。これにより、Instacartのサービ スはより安全になり、ユーザーのデータはより保護されている

店内ナビゲーション技術

出典:Instacart


なぜそれが可能なのか?

●大量のデータ収集
ーインスタカートは、ユーザーの購入履歴や行動、商品の人気度などのデータを収集しています。これ により、どの商品がどの商品と一緒によく購入されるか、どの商品がどの場所でよく購入されるかな どの詳細な情報を把握してる
●埋め込み技術の活用
ー商品や店舗を数値ベクトルとして「埋め込む」ことで、商品間の関連性や店舗の特性を数値的に表現 しています。たとえば、リンゴとバナナがよく一緒に購入される場合、これらの商品のベクトルは互い に近い位置になる
●距離マトリクスの構築
ーインスタカートは、店内の各商品の位置関係や移動時間を「距離マトリクス」として持っている。これ を利用して、ユーザーが効率的に商品を探せるルートを計算
●リアルタイムとIPPシステムの導入
ーIPPは、小売業者とインスタカートのプラットフォームをシームレスに統合するためのものです。これに より、小売業者はインスタカートの顧客に対して、在庫情報や店舗の特別なプロモーション情報をリア ルタイムで提供することができます。また、IPPを通じて小売業者は顧客の購買行動や傾向を詳しく分析することも可能

距離マトリクス

出典:Instacart


合計資金調達額

InstacartのIPO

出典:Long-awaited delivery: Instacart's IPO is here


IPOの考察

●2021年のピーク時は390億ドルの評価額であったがIPO時は86-93億ドルと多きな下落
ー2021年当時は、新型コロナの影響もあり、人々が人混みに行くのを避けていたため、 Instacartのサービスが大幅に伸びた時期でもあった。また、連邦銀行による量的緩和により 余ったお金が行き先を求めていたこともあり、ベンチャー市場がバブル状態であった
●IPOに適した時期ではなかった
ー今はインフレ対策として金融引き締めが行われているため、銀行預金の金利が5%近くにま で上昇しているため、ベンチャー投資や株式市場に流れ込むお金の総量が減っており、 Instacartに限らず、IPOに適した時期ではない
●社員のためのIPO
ー今の状況のままで、VCからお金を集めようとすると、当然ダウンラウンドになりますが、そ の場合、前回、高い価格で販売した優先株に与えた優先条件の結果、大量の優先株が無償で 投資家たちに発行されることになり、普通株を持った創業者や、ストックオプションを持っ ている社員たちの持分が希釈化してしまう
●投資家は大きな含み損だが、長期的にな考え
ーInstacartは食料配達サービスだけでなくテクノロジー企業としての側面や広告ビジネス、デー タを活用したサービスなど、多角的なビジネスモデルを持っていることが背景がありVCや投 資家は短期的ではなく長期での投資として考えた。それは、小売業としての利益が薄い中でテ クノロジーやデータの技術を組み合わせることで高利益の獲得とAmazonが小売業のDXを担え ていない部分をInstacartが果たすことができれば大きなチャンスをつかむことができる可能性 があるから

InstacartのChatGPTプラグイン機能

使い方

出典:ChatGPT pluginsのおすすめプラグインとその活用方法を


利用シーンとprompの例

●ほかの料理と相性の良い料理を見つける
例)「ラムチョップに添える副菜は何がいい?」など
●代替食材を見つける
例)「サーモンに似た魚は何?」など
●調理方法について詳しく知る
例)「鶏肉を焼く時の良いソースは何?」など
●特定の料理を想定した場合、食材リストを生成
例)「炒め物に何を使えばいいの?」など
●商品属性について詳しく知ることで、食事制限に応じたインスピレーションを得る
例)「乳製品不使用のおやつは何?」など
●より広範囲の、文脈に応じたインスピレーションを得る
例)「最も美味しい野菜は何?」など

問題点

●競争の激化
ーDoorDashやUber Eatsなどの他の配達サービスとの競争が激化。小売パートナーが自社のモバ イルアプリやサービスを開発し、Instacartから独立している
●広告収入の過度な依存
ーInstacartの収入の大部分は広告から来ており、広告収入が減少すればビジネスに大きな影響が 出る可能性がある。広告の成長は消費者パッケージ製品(CPG)広告チャネルの広告プラット フォームの開発に依存しており、これが枯渇すると収入源が失われる
●小売パートナーの減少と業界の変化
ーInstacartの収入の約50%が数少ない小売業者から来ており、これらの業者が独立したサービスを 展開すれば、Instacartのビジネスモデルに大きな打撃を与える可能性。業界の合併や変化も Instacartのビジネスに影響を与える可能性がある
●広告ビジネスの限界とCPG企業との競合
ー広告ビジネスが枯渇すると、Instacartの収入源が失われる可能性がある。instacartがCPG企業を 選び、配布施設とネットワークを使用して注文を履行し始めると、食料品店と直接競合する可能性 があります。

解決策

●競争の激化
ー定期的にユーザーテストを実施し、ユーザーの意見やフィードバックを直接収集。ユーザーフィード バックに基づいてアプリのアップデートを行い、使いやすさを向上させる。市場の価格動向をリアル タイムで分析するツールを開発・導入
●広告収入の過度な依存
ーユーザーのニーズや要望を把握するための市場調査を実施。新サービスのコンセプトを形にし、 ユーザーの反応をテスト。 ユーザーのクリックデータや購買データを分析し、広告のターゲティング を精緻化。異なる広告コンテンツやデザインをテストし、効果的なものを選定
●小売パートナーの減少と業界の変化
ー新しい市場のニーズや法律、文化を調査。新市場でのローカルパートナーを探し、協力関係を築く。 定期的に業界のトレンドや動向に関するレポートを作成・分析。業界の変化に応じて、戦略の見直し や調整を行う定期会議を設定
●広告ビジネスの限界とCPG企業との競合
ーCPG企業と定期的に会議を行い、共同でのプロモーションや商品開発を検討。CPG企業との間で、 市場データや消費者データの共有に関する契約を結ぶ。配送ルート最適化ソフトウェアを導入し、 配送効率を向上。リアルタイムでの在庫状況の把握と、適切な在庫量の維持を可能にするシステム を開発・導入

未来

●オートメーションとロボティクスの進展
ー Instacartのような企業がロボットや自動化テクノロジーを導入することで、労働コストの削減と効率 の向上が期待。これにより、サービスの価格を下げ、より多くの顧客にアクセス可能になる可能性 がある。
●スーパーマーケットチェーンとの協力
ースーパーマーケットチェーンが自社のeコマースオペレーションを内製化する動きが見られる中で、 Instacartはこれらのチェーンと協力し、共同でフルフィルメントセンターを運営する必要があります。 これにより、双方の利益と持続可能性が確保されるでしょう。
●競争の激化
ーオンライン食料品配達市場は競争が激化しており、新しいビジネスモデルやサービスが登場してい ます。Instacartは、競合他社や新規参入企業との競争を勝ち抜くために、革新的なサービスやテク ノロジーの開発を続ける必要がある。
●顧客との直接的な関係の構築
ースーパーマーケットチェーンが顧客との直接的な関係を重視する中で、Instacartは顧客データの共 有や、チェーンのオンラインプレゼンスの強化を支援することで、パートナーシップの価値を高める 必要がある。


4.参考図書とブログ

フードテック業界を理解するための必読本

●フー ドテックを学ぶために必ず読んでおきたい一冊
●フ ー ドテック には培養肉、ゲノム編集、陸上養殖、 キッチンOSなどといった様々な領域があり、食にお けるどのようなことが解決できそのテクノロジー でど のような未来になるかが理解できる
●目次
ー第1章 今,なぜ「フ ー ドテック」なのか
ー第2章 世界で起こるフ ー ドテックイノベー ションの全体像
ー第3章 With & アフター コロナ時代のフ ー ドテック
ー第4章「代替プロテイン」の衝撃
ー第5章「食領域のGAFA」が生み出す新た な食産業
ー第6章 超パー ソナライゼー ションが創る未来
ー第7章 フ ー ドテックによる外食産業のアップデー ト
ー 第8章 フ ー ドテックを活用した食品リテー ル進化
ー 第9章 食のイノベー ション社会実装への道
ー第10章 新産業「日本版フ ー ドテック市場」への創出に向 けて

フードテックテクノロジー活用による凄い世界が訪れる

● フードテックにはどのような領域があり、その領域が活躍
が期待されているテクノロジーによって世界が変わる
● フードテックテクノロジーでSFのようなことが実現する!?
●今後、フードテックテクノロジーにより食事はどのように変
化するのかが理解できる
●目次
ー 第1章 人口増加を解決する切り札は「培養肉」!?
ー 第2章 代替肉技術が生み出す「もどき食材」の可能性
ー 第3章 明日の食糧資源不足を救うテクノロジーとは
ー 第4章 「農」と「テクノロジー」が融合する未来
ー 第5章 世界が注目!日本の魚生産イノベーション
ー 第6章 新型コロナで加速する外食産業の大変革
ー 第7章 スマート調理機器で、食卓がガラッと変わる!
ー 第8章 健康と栄養のバランスを待ってくれるヘルステック

Note フードテックブログ

●これまでの執筆したブログ
ー 「 食」で世界を変える今注目のフードテック
ー 肉不足を救う第4のお肉「代替肉」とは!
ー 歴史から読み解く、代替肉の未来
ー 食糧危機を救う「培養肉」
ー 動物の細胞が世界を救う
ー 細胞培養の最前線「培養レザー 」
ー 私達が知らない「残酷」な動物の育てられかた
ー 今注目「昆虫食」とは
ー 「食」の未来で何が起きているのか
ー フ ー ドテック革命
ー 世界の食品ロスの現状
ー 日本の食品ロスの実態
ー 「 仮想水」という考え
ー 未来のレストランの形「自動機3.0」
ー 外食産業救世主「フ ー ドロボット」
ー 私がフ ー ドテック業界に携わりた理由
ー 使っていますか?食品ロスアプリ・オンラインマルシェ
ー 世界の食品ロスを減らす「TooGoodtogo」
ー 持続可能性を再定義する食品アプリ:ビジネスと環境への影① ー 持続可能性を再定義する食品アプリ:ビジネスと環境への影響②

Instagram ID harukibook09


今回の内容についての感想、発見、質問などをぜひharukisoccer0923@gmail.comまでお送りください 今日の資料をお送りします
できれば、Gmail、Yahooメールなどがよいと思います。
1. 感想、発見
2. ご質問
3. 今日から何を取り組むのか
4. それ以外何でも
お気軽にご連絡いただければと思います


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