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純粋にミッションと向き合い助け合えるチームでありたい|私たちの職務経歴書 石塚 阿左子

(本記事は、2021年6月にインタビューした内容をもとに編集しています。)

こんにちは!
マネーフォワード ビジネスカンパニー(MFBC)CCOの山本です。

私たちの職務経歴書」シリーズでは、面接の場でみなさんとお会いする社員のこれまでの経歴、マネフォになぜ入社したか、今の仕事ややりがいなどをお伝えしています!

今回紹介するのは、ERPプロダクトマネジメント本部の石塚さんです。石塚さんのキャリアや事業にかける熱いお気持ちを伺いました!

ERPプロダクトマネジメント本部 債権プロダクトマネジメント部 部長
石塚 阿左子

新卒から中堅~大企業様向けに会計システムの導入支援やアドオン開発の設計、会計パッケージ製品の企画に従事。出産を機にプリセールス・アカウントマネージャーに軸足を移す。
2018年にマネーフォワードに入社後はクラウド経費のカスタマーサクセスとして導入支援やプリセールスに携わる。また、2021年1月にリリースされた「マネーフォワード クラウド債務支払」のPdMとして、製品企画にも従事してきた。

ーー前職の仕事内容と、マネフォに入社したキッカケを教えてください。

石塚:新卒で会計システムのコンサルティング会社に入社し、ずっと1社で働いてきました。

出産前はプロジェクトに入り、会計パッケージの導入支援やアドオン開発をしていました。しかし大規模プロジェクトでは状況によって長時間勤務になることもありますし、子供の急な発熱など計画外に休むと多くのプロジェクト関係者にご迷惑をお掛けしてしまうといったこともあり、出産して復帰した後は主にプリセールスに軸足を置くようになりました。

私が社会人になった当時は、世の中の会計システムはまだまだ発展途上で、より良い会計パッケージを導入して業務を標準化することが、お客様の課題解決に繋がることが多かったのですが、近年は、多くの会社で既にシステムを活用した業務最適化が進んでいます。

既存システムの保守サポート切れや、システム管理コストの削減など、現状業務を継続維持することが目的となる場面が多くなってきており、自分自身の知見や経験を活かした本質的な課題解決ができていないと感じていました。

また、もともとはプロジェクトでチーム一丸となって取り組むのが好きなのですが、プロジェクトに入らない働き方になったことで単独での仕事が増え、新しいチャレンジを考えるようになりました。

山本:ライフステージが変わったことで働き方を見直す機会になったんですね。

石塚:そうですね、そこから転職活動を開始して、自分の経験を生かせる会計業務系の業界に絞り、お客様の課題解決につながる仕事ができる会社を探しました。

そして、転職エージェントに相談する中で、SaaSの会計システムを提供しているマネフォを知ったんです。

長くオンプレミス型の会計パッケージに携わってきたため、実は「SaaSの会計システムはたいした機能がないのではないか」という先入観があったのですが、面接の場でサービスのデモ画面を見せてもらって、驚きました

シンプルな作りながら、基本的な経理業務がまわせる機能が一通り揃っていたからです。

そして、家計簿アプリで利用できる外部サービス(クレジットカード、ECサイト等)の利用明細データを連携する機能を、経費精算サービスでそのまま活用できることが斬新でした。これはSaaSサービスだからこそ提供できる強みであり、今後の発展性を感じました。それ以外の機能は改善の余地がありましたが、その部分に自分の知見が役に立つのではないかと感じました。

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また、SaaSの導入はお客様ごとのカスタマイズを前提としていないため、担当者しかそのお客様に関する対応ができないという状況になることはなく、チームメンバー間で負担を分け合うことができます。子育て中で時短勤務でも、責任のある仕事をきちんとできることを知り、自分の求めている働き方に合っていると思いました。

そして、マネフォの面接時の対応にも好感をもちました。「この人は役に立ちそうか?」という見定める視点ではなく、私がチームに入ることで、チームと私自身の双方にとって、どんな未来を描けそうかという視点で、私のことも「自分ごと」として向き合って会話してくれたことがうれしかったです。

山本:課題解決ができることも企業選びの軸でしたが、その点はどうでしたか?

石塚:前職のお客様では、既にある程度、会計業務の最適化は済んでおり、課題を解決する革新的なアイデアは出しにくい状況でした。一方、マネフォのお客様は中小企業やIPOを目指す企業が多く、会計システムの導入によって業務改善を進められる余地が沢山あります。

SaaSサービスの利用によってシステムの保守サポート切れやOSのサポート切れといった理由で追加コストが発生するような状態からも脱却でき、より本質的な貢献に集中できそうだと思いました。

また、特に経費精算領域においては、従来のオンプレミス型のシステムではここまで、と捉えていた業務最適化の上限ラインが、マネフォの提供サービスによって取り払われ、まだまだ向き合う余地が多く残っていることに、ワクワクしました。

ーー入社して感じた、マネフォの特徴について教えてください。

石塚:共感力の高い大人の社員が多いなと感じました。

たとえば、今回が初めての転職だった私は、最初の頃は不安な気持ちがありました。でも、少し困ったことがあってキョロキョロしていると、すぐに誰かしらが話しかけてくれるんです。自然な気遣いのできる人が多いなと思いました。

また、中途入社だと即戦力でありたいと気負ってしまったりしますよね。私もその一人で、前職での経験を色々と話したんです。(お恥ずかしい...)

まだ何者かわからない人の話は、なかなか素直に聞けないものだと思うんですが、「他社での経験は宝だ!」「もっと聞かせてほしい!」とピュアな興味をもって話を聞いてくれました。そして、有益な情報をどうやって自分たちのプロダクトに生かそうかという会話に発展していくことも印象的でした。

ーー現在の仕事内容とやりがいを教えてください。

石塚:主な仕事内容は、『マネーフォワード クラウド経費』および『マネーフォワード クラウド債務支払』というサービスのご利用を開始されるお客様に対して、導入のご支援をしたり、導入後の継続的な活用支援や情報発信をする、カスタマーサクセス部署のマネジメントをしています。(2021年当時)

カスタマーサクセスは、セールスと開発の間で、ハブのような役割をしています。お客様からいただいた要望を開発にフィードバックしたり、提案段階では業務運用事例のお伝えや導入フェーズをスムーズに進めるためのアドバイスといった方法でセールスの提案に加勢をしたり。このように情報や知識、知恵を社内でうまく流通させています

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そして、お客様に寄り添って丁寧にサポートしているメンバーたちの姿を見ることがうれしいですね。私自身、お客様の課題解決をして役に立ちたいと思ってマネフォに入社しましたが、メンバーたちは私よりさらに強い想いをもっています。そんなチームでお客様に貢献できていることにやりがいを感じます。

ーー石塚さんが、マネフォで働く原動力はなんですか?

石塚:一般的な会社では、違和感をもっていても無理やり自分を納得させて仕事をしなくてはいけない場面ってあると思うんです。

でも、マネフォに入ってからその必要がなくなりました。意識のすり合わせができていますし、もし気になったことがあっても話し合いができる雰囲気なので、違和感をもったまま仕事することがないんです。

経費精算や請求書処理といったお客様の長年の悩みを解決し、「すべての人のワークスタイルをもっと豊かに」という思いに対し、純粋に向き合える環境を、みんなで作ることに取り組んでいるし、私自身も周囲に助けてもらっています。自分も周りを助けられる人間でありたいと思いますし、人間力を鍛えてもらっているなと思っています。

ーーどんな人がマネフォに向いていますか?

石塚:抽象的な言い方ですが、バランス感覚のいい人です。

自主性に任される場面が多いので、目指すところに対する熱い気持ちを持ちながら、視野を広くもって、いいバランスで判断できることが大事です。ある程度の裁量を持ちながら仕事を進めたい人に合っていると思います。

また、アンラーニングする力も重要です。マネフォは中途入社の社員が多いですが、前職で培ったことが正解なわけではありません。そして、マネフォのやり方が正解とも限らない。

違うなと思ったら、今までやってきたことでも潔く捨てて、新しいものを取り入れる柔軟性をもっていると働きやすいです

山本:カスタマーサクセスではどんなメンバーが活躍していますか?

石塚:活躍しているメンバーは、それぞれ個性があります。

たとえば、大手のERPパッケージの保守コンサルをしていた行動力と拡散性があるメンバー。課題を見つけたら根本に立ち返ってどうあるべきかを考えて、ひとつ解決すればその先にある沢山の問題を芋づる式に解決できる方法を考え、関係者を巻き込みながら確実に対処していきます。生産性や品質維持において、とても重要な姿勢だと思います。

また、違う業種でセールスを経験していたメンバーは、お客様をファンにしてしまうんです。プロダクトの導入だけでなく、その後も定期的にお客様と連絡をとり、フォローがきめ細やかです。たとえば、既存のお客様向けのウェビナーを開催した際には一方的な情報発信にとどまらず、お客様の個別相談を聞くアフター会を企画。お客様から非常に好評で、毎回参加して高く評価してくださるお客様もいます。

このように、カスタマーサクセスにはさまざまなアプローチがあるので、メンバーがそれぞれの特性や経験を生かしてくれたらと思っています。

ーー最後に、石塚さんのプライベートについても教えてください!

石塚:現在我が家には小学校2年生の女子と年中さんの男子がおりまして、平日は会社の仕事を終えても、子供のお迎え、夕食準備・片付け、お風呂に入れて寝かしつけ、とまだまだ仕事が続きます。

そんな中、金曜日の夜だけは夕食を子供たちが食べるのを見守るだけにして、子供が寝た後にゆっくり夫と食事しながらお酒を飲むのが毎週の楽しみです。

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抜いたワインのコルクを子供の工作用に溜めていたら、こんな山になりました。(※写真は山の一部です)

石塚さん_コルク

山本:金曜日のルール、素敵ですね!!我が家でもマネします!

ーー編集後記

「すべての人のワークスタイルをもっと豊かに」という思いをご自身が体現しながら、キャリアのスタート時点から、企業のバックオフィスと向き合って来られた石塚さんだからこそ、感じられるSaaSの魅力をユーザー様にも届けていらっしゃるんだなと感じることができた時間となりました。


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