スペインでは「家庭科」の授業はないらしい

先日、このツイートをしたときに思い出したことを、今日は書くね。スペインでは「家庭科」の授業はないらしい。

2018年にマドリッドに留学した。ホームステイ先のパパさん・ママさんは50代。小学校・中学校のときに、家庭科の授業はなかったそう。20代の息子さん・娘さんがいるんだけど、やはりなかったそう。

ママさんはお裁縫道具を持っていたけれど、学校ではなく、お母さんから習ったんだって。パパさんは「生涯で2回くらいはボタンつけしたことがあるかも」。20代の娘さんは一度も糸と針を持ったことはなく、ボタンがとれたらママさんがつけているらしい。

「日本では家庭科の授業があって、誰でもボタンつけくらいはできるよ」と言ったらとても驚いていた。シャツのボタンがとれたときに、「自分でつけるから糸と針を貸して」とママさんに言ったら、本当につけられるのか心配だったらしく、横に座って見守られた。

私は不器用だけど、ボタンはつけられる。その様子を見て、ママさんは「またボタンが取れたら、針と糸はここにしまってあるから、自分で出して使いなさい」と言ってくれた。

別のスペイン人に聞いたら、スペインの保育園・幼稚園・小学校などでは歌ったり、音楽の授業はなく、個人でレッスンに通うんだそう。

国が違えば教育もいろいろと違うんだな、と留学して初めて知った。短い旅だったら、こんな違いも知れなかったと思うから、やはり留学してよかったと思う。

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春川なおこ(Naoko)
ありがとうございます! 今後のスペイン語学習のために使わせていただきます!