スペイン語で話しかけよう!

英語圏の国に行って、誰かに話しかけたのに「こいつ英語が下手だな~」って冷たく対応されたことある?私はある。心が折れた。

でも、スペイン語圏の国では、下手なスペイン語で話しかけても、冷たくされることはない。「オラ(やあ、というような挨拶)」と一言いっただけで、ものすごく喜ばれて、ワーっとスペイン語で話しかけられて、「ごめん、そんなに話してくれても聞き取れないよ」ってなる。この英語圏の国とスペイン語圏のネイティブの対応の違いは大きいんだけど、意外とみんな知らないらしい。

私がスペイン語初級だったころの先生によると、「外国人がスペイン語を話せると思ってないから、話してくれたらすごくうれしい」んだそう。

残念ながら、スペインに留学していても、こんなスペイン語ネイティブたちのあったかさを知らずに過ごしている人がいるらしい。

学校仲間のクラスメイトが「マドリッドのバスでは、今どこを走っているかの画面表示が正確じゃないときがあって、不便」と言っていたそう。バスの中に画面があって、本来なら「今はどこを走っていて、次のバス亭はどこ」という表示が出るはずなんだけど、画面が真っ暗なままだったり、しばらく画面が切り替わらず、同じ画面のままってことがある。

もう一人の留学生仲間は「初めてのバス路線に乗るときは、いつもスマホでGoogle mapを見て、降りる停留所を確認している」と言う。

私はバス内の画面表示が出てなくても、不便だと思ったことがない。初めての路線に乗るときは、「〇〇に行きたいんだけど、どこで降りたらいい?」って運転手さんに聞くから。そうすると教えてくれるし、私がスペイン語で話しかけたのを聞いて、まわりのお客さんが助けてくれるようになる。

たとえ下手でも、一言スペイン語で話しかければ、まわりのネイティブたちから「この人にはスペイン語で話しかけていい」と認識されて、助けてもらえるようになるんだよ。

スペイン語圏で楽しく過ごすためには、機械の不具合を嘆かずに、まわりの人にスペイン語で話しかけること。覚えておいてね。

ありがとうございます! 今後のスペイン語学習のために使わせていただきます!