氷の音を見てる@遊助

「この氷の音が書ければ」と言ったのは安部公房だったっけ?

行きつけの飲み屋で炭酸水の氷の音を「見て」いる。何か小さな命を持った子供のように次々と泡が上がって行くのを…。
最初は縦に重なっていた氷が時間が経つにつれて、横に並んで、その上を飛んで渡れる流氷のようになっている。

詩人と隣のお客さんとが、北米の感染率や、欧米の景気後退について話していたと思ったら、常連さんで、コスチュームデザイナーの方が入ってこられた。ご自分でグラフィックデザインのソフトを駆使してデザインされ(アニメの主人公のような)、ホームページでは奥さんがそれをカッコ良く着ておられる。

なんとコスチュームデザインとは、いかなる経済的打撃の影響を受けない業種だそうだ!
今はみんな人形で遊びたいので、景気が良いのだそうだ…。

ひええ。

昼: 抜く
夜: 遊助
自分はほぼ半年ぶり!
まるで半年前から今日に飛んだかのように常連さんの面々も様子も変わっていない。この半年間、ほとんど仕事のなかった自分とは無縁の世界…。店内禁煙になったのと10時閉店が、違う点。