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笑顔の暴力

みなさんこんばんは、ハルカです。
以前みなさんにいただいたメッセージの中に、こんなものがありました。

明るい人がたまに羨ましくなります

これを読んだときに、私の中でふと浮かんできたことがあったので今回はそれについて書いてみたいと思います。


人間には、『前向きに頑張れる人』と、『後ろ向きに頑張れる人』がいると思うんです。私は後者です。
前向きっていうのは例えば、”毎日笑顔で過ごす”とか、”プラスの言葉を発する”とか、”人とたくさん会って話す”とか、そういう感じのことです。
(人生を充実させる系の本とかyoutubeを観ると、大概すすめられるやつ)
反対に後ろ向きというのは、”自虐的に考える”とか、”愚痴を言う”とか、”どうしようもないことをグダグダ悩む”とか、そういうことです。

私も、自己啓発系の本を読み漁ったりすると、
「よし、笑顔で、不平不満を言わずに頑張るぞ!」と最初は思うんですが、大体2〜3日で具合が悪くなります。笑
言われた通りにやってるのに、おかしいなあ、といつも思うんですけど、たぶん、単純に性に合ってないんですよね。
明るく前向きに頑張れる時もあるにはあります。でもそれって、自分が心身共にかなり元気なときだな、っていうことに気付きました。

じゃあ、心身共に朽ち果てそうなとき、私が何に救われたかというと、
「世の中しょうもないし人間くだらない」みたいな身も蓋もないことを言ってくれる歌があったことと、「しんどい、つらい、死にたい」と明け透けに言える友達がいたことでした。

私が歌を書いて歌いたいと思った理由も、そこにあります。
歌って、こんな人に言えないどうしようもない気持ちを書いてもいいんだな、って思ったんです。そして、周りの友達には言えないけど、歌を聴いてくれた人の中には絶対同じ気持ちの人がいるはずだと、根拠もないのに信じ込んでいた。その人たちに出会いたい。そう思ったのが最初でした。


こんなことばっかり言っていると、「もっと前向きに!ハッピーに!」みたいな、笑顔の暴力が飛んできたりするんですが、まあそれはものすごい元気があるときに気が向いたらやればよくって、しんどいなーっていうときは、「しんどい」って言えることとか、思う存分悪口を言うとか、それを大事にしてもいいんじゃないかなと私は思ってます。
だから、私が出会った暗い人って、一見暗いけど、仲良くなるとすごい明るかったりします。(私も含めて)
なんかそういう、屈折してて不器用なところ込みで、私は、暗い人好きです。

笑いながら壊れていくより、鬱々としながら正気を保っている方が健全なんじゃないかなと。
最後にそういう気持ちで昔書いた歌を貼っておくのでよかったら聴いてください。笑



おまけ​

一眼レフを買いました。これはハマったら、沼ですね。

読んで下さってありがとうございます。思考のかけらが少しでも何かの役に立ったなら幸いです。