勝手に消さないで #鷲田さんのバトン
金時鐘(キムシジョン)はこんな人。
日本社会において、沈黙は肯定。
だから、差別の傍観者は、無言の肯定者になる。
私自身、中学校での3年間、ずっといじめられてきました。
嫌なあだ名をつけられたり、
ばい菌扱いされ、近づけば逃げられたり、
ひどいときは、自転車のチェーンを壊されたこともありました。
ただ、そんな毎日でも、一緒に遊ぶ友人はいました。
しかし、友人たちは「傍観者」でした。
普段は一緒に楽しくやり取りをするのに、加害者たちの私に対するいじめが始まると、その瞬間、友人たちは加害者側につきました。そして彼らと一緒に、私から逃げ始めるんです。
私が不思議だったのは、私をいじめる加害者たちに対してではありません。
私の側にいた友人が、ある時を境に私とは逆側に行き、再び私の側に戻ってくる。
その節操のなさが、不思議でなりませんでした。なぜなら、私自身、そういった生き方を求めていなかったから。むしろ、忌むべき生き方と考えていたからです。
大人になり、歳を重ねるにつれて、彼らの気持ちがようやくわかってきています。「人とは、そういうもの」。私の心がかたくな過ぎたとも言えます。
ですが、理解を示せても、私はそのようには振る舞えません。
今、いじめる側といじめられる側の境界はないと言われます。誰もが、どちら側に転んでもおかしくありません。
だから、というわけではありませんが、「傍観者への働きかけ」が求められると思います。ヨーロッパ各国では、傍観者教育が進んでいると聞きます。いじめを抑止するために、傍観者がとるべき言動の例が具体的に示されていると。
それに加え、いじめた側を強制的に転校させることが制度上認められている自治体もあると聞いています。いじめられた側が転校を余儀なくされる日本とは対照的です。
私たちが傍観者であること。それは、私たちがその人の存在を意識的に消していることを意味します。でも、「その人」は確かに私たちの目の前にいる。「その人」の目には、傍観者である私たちの姿が焼きついています。
想像してください。
現役高校教師
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オン&オフラインセミナー講師
心理学修士(学校心理学)
NPO法人日本交渉協会認定「交渉アナリスト」1級
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一般社団法人7つの習慣アカデミー協会主催
「7つの習慣®実践会ファシリテーター養成講座」修了
思いつきと勢いだけで書いている私ですが、 あなたが読んでくれて、とっても嬉しいです!