見出し画像

2022年は、親になる

来る2022年、僕達夫婦の、1人目の子供が生まれる予定だ。

なので、この年末は「年の終わり」という感じがあまりしなくて、どちらかというと「新しい家族との生活の始まり」(の準備)みたいな気持ちが強く、例年とは少し違う年末を迎えている。

生まれる前から親、らしい

実は子供のいる人生をあまり想像してこなかった。だから、子供を作るということを決断するまでに、奥さんとは結構話し合いがあったりした。

そんな私だったが、今では外で小さな子を見ると「うちの子もあんな感じになるのかなぁ」なんてことを毎日のように想像してたりする。

食事制限も、つわりも、お腹も大きくならない私だけど、それでも奥さんの体の変化を見て、その大きなお腹を毎日触らせてもらうだけでも、「親になったら」をこんなに想像するってことにびっくりした。

それに今まで人の子を見てなにか思うなんてことは皆無だったが(冷たいんですかね…)、最近はちゃんと?「かわいい」と思えるようになった。

先週末に友達の8ヶ月の子に合わせてもらったのだけど、その子が自分をみて笑ったとき、なんかジワジワと嬉しい気持ちがこみ上げてきて、少し安心した。

まだ奥さんが妊娠初期の頃に、たまたま図書館で見つけたこの本を読んだ。お腹の子供に話しかけると情がわくよ、なんてことが書かれていた気がするんだけど、それはたぶん本当だった。

環境の良さに気づく

言い出すタイミングが難しかったりするけど、なんとなーくのタイミングで周りの人たちに子供が近々産まれることを伝えている。

そうすると、みんなすごい「おめでとうっ!」って言ってくれる。

いざ言われてみると嬉しいものだ。初めて言われる側にたって、しみじみそう思った。少なくともその日はずっと浮かれる程度には嬉しかった。

もともと自分は今の仕事仲間は好きな人達で、そんな人達が「予定日は?」とか「名前は決まってるの?」「性別は?」とか、興味を持って聞いてくれることすらうれしい。

また、少し育休を取るのだけど、それについても誰一人渋い顔されたことがない。あまりにそういうことが無いので「男性の育休なんて当たり前の時代かぁ」ぐらいに思ったときもあったのだけど、

市が主催していた両親学級に参加して育休取ることを講師の人に伝えたら「大丈夫だった?」と心配されたことがあった。最初意味がわからなかったのだけど「会社の人は理解してくれた?」という意味だったらしい。

講師の人は何人もの親を見てきたわけで、その人がそういう心配をするぐらいなのだから「男性の育休全然OK」という社員や会社は意外と多くないのかもしれない。

だから、その心配を全くしてない自分は、同僚や会社に恵まれてるんだなぁとしみじみ思った。

楽しいことを

世の中的に、妊娠関係の話というのはあまり気軽にしちゃいけない雰囲気があるらしい。確かに、子供を授かることの難しさは人それぞれだし、「万が一」ということもあるので、色々気を使うことは正しいのかもしれない。

だけど、自分の母親にそんなことを話したら「悪いことばっかり考えずに、楽しいことを考えなさいよ。だって楽しい事なんだから。」って言われたことが結構印象的で、それからは少し楽観的にいようかなと思っている。

いろんな話を聞くに、これから当分は子供中心の生活になるらしい。それは少し怖いことでもあったけど、母親にそう言われてからは「これ子供と一緒にできるかな」とか、そんなことを楽しみに待てるようになった気がする。

ちなみに、これは少しヘンらしいのだけど、子供が早く喋るようになってほしいと思っている。本によると2歳半ぐらいでやっと名前が言えると書いてあったので、自分の想像よりだいぶ長いんだけど(1歳ぐらいで話せると勝手に思ってた←)、子供とおしゃべりできる日がとても楽しみ。

Kindling

ちなみに、買ったけど全然読み進められてないペアレンティング(この言葉も最近知った。育児/子育て/しつけ的な意味)の雑誌がある。

雑誌KINFOLKがこの夏から始めた姉妹誌?だ。季節ごとに出るみたい。

まだ一部しか読んでないのだけど、雑誌が大事にする原則が3つ書かれており、その中に「他の家族の写真やインタビューは載せない。比較しても助けにならないから」というものがある。

参加した講座で「”○○さんのお母さんは出来るって言ってた”みたいな事は絶対言っちゃダメ!」って言われたのが印象的だった。

だから、雑誌のこの原則にはすごい納得したし、育児雑誌なのに家族インタビューが無い事がチャレンジングなところも好き。

その他にもピクサー映画の「インサイドヘッド」でコンサルタントを勤めた心理学者のDacher Keltnerという人のインタビューも、感情に対する学びが多く、育児に関わらず面白く、またインサイド・ヘッドを見直したい気持ちになった。

(ちなみに、怒ってる子供には「今どんな気持ち?」とか丁寧に聞くことが感情を理解する上で良いらしいんだけど、これ大人にやったら煽りだなと思った)

残念なことに英語版しか現状出版されてなくて、それもあっていつもよりさらに読む頻度が下がってるのだけど、赤ちゃんが生まれる前には読み終えたいなぁ。

-

今年も大変お世話になりました。
2022年もよろしくお願いたします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?