保育には最適解を求める思考が必要
澤円さんのお話を聞いて正解と最適解について考えたので、記事にしてみようと思います。
1.保育には正解がない。あるのは最適解。
保育や子どもへの関わりには、正解はないと言われています。それはパラメータ(子どもの気持ち、保育者の気持ち、状況など変化するもの)が多すぎるからです。
変化するものが多いと、「これ!」といった一つの正解を求めるのは難しいので、保育には正解がないと言われていると思います。
じゃあ、そんな保育や子どもへの関わりには何があるのかというと、「最適解」です。
2.正解と最適解の違いとは
正解と最適解の違いについては生成AI (Copilot)に聞いたら、わかりやすい回答が返ってきたので紹介します。
つまり最適解とは、たくさんの選択肢の中で今とり得る一番ベストなもの だと思います。
3.最適解を求めるのに大切なこと
ということは、最適解を求めるのには
たくさんの選択肢を思い浮かべる
↓
その中で今のところベストな選択肢を選ぶ
↓
状況が変わったら、ベストな選択肢かどうか確認する
ということが必要になると僕は思います。
つまり一度出した保育や関わりの考えを常にこれでいいのかという確認作業が必要だということです。
正解にはこの確認作業は必要ありません。(例えば、2+2の答えが本当に4かどうかは確認しませんよね。)
4.どうやったら、最適解を求められる?
僕の考える最適解を求めるプロセスは 先ほどお伝えしました。この中で一番のキーポイントになるのは
たくさんの選択肢を出すこと だと思います。
先ほどの生成AIのおにぎりの例でも、
梅干しと鮭しか選択肢がない場合と梅干し、鮭、昆布、ツナマヨがある場合では、美味しいおにぎりができる可能性は変わってくると思います。
そして、状況が変わった時には、その効果はさらに大きくなると思います。
冷蔵庫に梅干しがない時には、前者は鮭しか選択肢がなくなります。
おにぎりの具を選ぶ場合はそれでもいいですが、子どもへの関わりを考える場合には、それしかないと苦しくなります。
そのために、たくさんの選択肢を思いつく必要があります。
5.保育の難しさは最適解を瞬時に出す必要があるから
保育に難しさを感じる一つの要因は、最適解を瞬時出す必要があることだと思います。
状況や子どもの気持ちなどのパラメータはどんどん変化する場合が多いので、その時その時で関わり方が変わってきます。
瞬時に最適解を出すためには、関わりのバリエーション(選択肢)をある程度先に持っていることが大切だと思います。
そのためには、実践報告などからいろいろな関わり方を知ったり、保育の振り返りをしてか川えり方の幅を広げていきたいと思います。
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