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【作り置きおつまみ#2】牡蠣のオイル漬け

作り置きおつまみ、第二弾のレシピは牡蠣のオイル漬けです!

わたし、牡蠣の一番好きな食べ方が「オイル漬け」なのですが、そんなことを言っている人に未だかつて出会ったことがありません。

日本人って、なんでも「生」が好きなので、みんな生牡蠣大好きですよね。
わたしも生牡蠣は好きではありますが、果たして生牡蠣って、牡蠣の美味しさを100%味わえる食べ方なのでしょうか…?(そもそも、生牡蠣には食中毒の危険性が必ず伴いますし、アニサキスも怖い。)

もちろん、生牡蠣にしか無い美味しさがあるのは分かります。
であれば、逆に加熱した牡蠣にしか無い美味しさもあるということです。

牡蠣は、加熱することでプリッとした食感やジューシーさが生まれたり、生臭みが消えたり、旨味が凝縮されたりします。少なくとも、旨味を楽しむのであれば、加熱調理が最適なのではないかと。(生牡蠣に旨味を感じたことってあまり無いなあ。)

そして、牡蠣のオイル漬けは、そんな牡蠣の旨味をオイルの中に閉じ込め、漬かれば漬かるほど馴染んで美味しくなっていく、魔法の作り置き

オイル漬けって、塩分控えめでもバッチリ保存が効くのでとっても便利なんです。要は、オイルでコーティングされているから空気に触れないし、雑菌も繁殖しづらいんですよね。

牡蠣のしっとりした食感、噛みしめる旨味、本当に格別ですよ!!さらに、牡蠣の旨味を含んだオイルは、パスタや炒め物に大活躍で一石二鳥。

「生」至上主義の日本人よ、今一度、生牡蠣以外の牡蠣の魅力を再発見してくれ!!

そんな気持ちを込めて、このレシピを贈ります。

牡蠣のオイル漬け

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【材料】(作りやすい分量)
牡蠣(加熱用):300g
塩:小さじ1
片栗粉:大さじ1
酒:大さじ1
(A)濃口醤油:大さじ1と1/2
(A)みりん:大さじ1と1/2
菜種油:適量(オリーブオイルでもOK)
にんにく:1かけ
赤唐辛子:1本

【作り方】
①牡蠣はさっと水で洗ったら、分量の塩をまぶして優しくもみ洗いする。汚れが出てきたら、片栗粉をまぶして更にもみ洗いし、流水で洗う。ペーパータオルで水気を拭き取ったら、酒を加えて10分ほど置いておく。
<ポイント>
牡蠣に直接水が当たらないように、ボウルに水をためながら洗ってください。
②フライパンに牡蠣を並べて中火にかける。牡蠣の身がぷっくり膨らんできたら上下を返し、牡蠣から出た水分が少なくなってきたら、Aの調味料をまわしかける。
③牡蠣の上下を返しながら1分ほど煮詰めたら、一度牡蠣を取り出す。汁気が半量になるまで煮詰めたら、再び牡蠣を入れて1分煮詰める。再び牡蠣を取り出し、汁気にとろみが出るまで煮詰めたら、牡蠣を入れて煮からめ、火を止める。
<ポイント>
牡蠣は加熱しすぎると縮んでしまうので、取り出しながら汁気を煮詰めます。
④牡蠣を保存容器に移し、半分に切って包丁の腹で潰したにんにくと、赤唐辛子をのせ、菜種油をひたひたに注ぐ。粗熱が取れたら冷蔵庫に移す。

【保存期間】
冷蔵庫で1週間ほど

【オススメのお酒】
もう、間違いなく純米酒の熱燗!!
料理教室では、「大七 生酛純米」のお燗に合わせたら大好評でした。

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牡蠣のしぐれ煮のようなものを作り、それをオイル漬けにするスタイル。
醤油の旨味と牡蠣の旨味が合わさり、旨味が爆発します!!

オイルの下に溜まっているのは、牡蠣のエキス
これがもう絶品で、もはやオイスターソースの要領で使えますね。

また、オイルを活用してパスタを作ると本当に美味しくて、昨日は菜の花と一緒にパスタにしました。牡蠣の身も刻んで入れると、さらに美味しいですよ。

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牡蠣を、長く美味しく楽しめますので、是非お試しください!!


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