見出し画像

-日本酒の未来をつくる-SAKE100の挑戦

日本酒に特化した事業を展開する株式会社Clearの高級日本酒ブランドSAKE100(サケハンドレッド)のプレス向け試飲会にご招待いただき、参加してきました!!

画像1

今回は、11月25日に発売予定の第3弾商品「天彩(あまいろ)」の新ロット商品もいち早く試飲できるとのことで、とても楽しみにしていました。
ズラーっと並ぶグラスと、まだラベルのついていないボトルに期待が高まります!

私自身、同社が運営する日本酒専門WEBメディアSAKETIMESで記事を書かせていただいたり、先日公開された「餃子×日本酒」の記事ではペアリングについてコメントさせていただいたりと、常日頃からお世話になっている会社さんです。

2018年7月よりスタートしたSAKE100は「100年誇れる一本を。」をテーマに掲げ、高級日本酒ブランドとして業界内外から注目を集めています。

醸造技術の向上により、「安くて美味しい」が当たり前となっている日本酒。気軽に美味しく楽しめるのが魅力である一方で、その安さこそが「金額に価値を感じる」という海外の需要に対応しきれず、日本酒を世界酒とする際の足かせになっている現実もあります。

「日本酒には味の幅はあっても、金額の幅は少ない」と、CEOの生駒さんは語ります。

画像2

私が最も尊敬する人物の一人、生駒龍史氏
生駒さんほど熱く、真剣に、そして真っ直ぐに日本酒の未来を考えている人を私は他に知りません。ご本人自らも仰っていましたが、まさしく日本酒に人生を捧げている起業家です。

今回のスピーチで一番印象に残った言葉があります。

「この仕事をしていると、『なぜ日本酒?』と聞かれることがとても多い。『歴史や伝統?』それはとても大切なことですが、僕たちが目指しているのは『日本酒の未来をつくること』です。」

日本酒の未来をつくる

画像3

これまで、WEBメディアSAKETIMESを通じて日本酒の情報を発信してきたClear。海外向けのSAEKTIMES Internationalは、なんと世界160ヶ国で閲覧されているそうです。

そして、次なるステップである日本酒ブランドSAKE100は、日本酒を世界酒にするための大きな挑戦

先ほどの話に戻りますが、良くも悪くも、日本酒は安すぎる。
もちろん、安くて美味しいのは日本酒の魅力の一つであるし、日本酒ビギナーの若者がまず最初に入り口とするのは安くて美味しい日本酒だと思います。

しかし、それだけでは世界に通用する酒類にはなり得ない。

画像4

現在の日本酒の市場は低価格の商品がほとんどで、高価格帯でもせいぜい5千円〜1万円程度。それを更に上回る"ラグジュアリーマーケット"が欠落しているというのが、日本酒の大きな課題の一つです。
そして、そのラグジュアリーマーケットを創造し、日本酒業界全体を底上げしていくのがSAKE100なのです。

決して低価格帯の日本酒を潰したいわけではなく、むしろ魅力のある多くの酒蔵が今後も存続していけるためも、新たなマーケットの創出は必要不可欠なのですね。

画像5

とは言え、安くて美味しい日本酒が市場に溢れている中、何倍もの値付けをして日本酒を売るのは大変なこと。更には「100年先にも色褪せない、価値ある日本酒を」という壮大なテーマを掲げているため、高過ぎるハードルを超えていくのに本当に苦心しながら商品開発されているそうです。

しかし、そのハードルを超えてくるのが、SAKE100のすごいところ。

面白いのは、「1商品1コンセプト1酒蔵」というこだわり。
とにもかくにも、それぞれの商品のコンセプトが明確かつ突き抜けている。

画像6

例えば、SAKE100を象徴する看板商品である百光のコンセプトは「"上質"を極めた、至高の1本」。目指したのは、100人が飲んで100人が美味しいと感じる味

無論、味覚や嗜好は人によって異なり、誰もが必ず美味しいと感じるお酒を造るのは不可能かもしれません。しかし、その理想に限界まで挑戦したのが百光。
正直、よほど根性がねじ曲がっていない限り(笑)百光は誰もが美味しいと感じられるのではないかと思ってしまうくらい、個人的にも本当に上質で繊細な美味しいお酒だと思っています。

画像7

そして、今回新ロット商品がお披露目された「天彩(あまいろ)」は、「累乗の悦び。至福のデザートSAKE」。
日本酒を日本酒で仕込む"貴醸酒"である天彩は、蜜のように甘くて濃厚で、幾重にも重なる余韻がなんとも甘美。新ロットは更に香りが鮮烈かつ味に深みが増しており、明らかにパワーアップしているように感じました。

前ロットの天彩は私の冷蔵庫にも入っており、頑張った日や良いことが有った日の夜中にチビチビ嗜んでいます。「自分へのご褒美」という言葉では軽過ぎで、私にとっては、「しみじみと幸せを噛み締めたい夜中に飲みたいお酒」です。

ルイ・ヴィトンのように、人生を彩るSAKE

画像8

そう、私が「しみじみと幸せを噛み締めたい夜中」に天彩を飲むように、まさにSAKE100は人生を彩るSAKE

ルイ・ヴィトンの財布に求めるのは実用性ではない。ルイ・ヴィトンの財布を持つことで、誇らしさを持ち、人生に彩りが生まれる。SAKE100もそんな存在でありたい」と生駒さんは語ります。

実際に、SAKE100の販売先はトップレストランやホテルばかりだそうです。

画像9

そんなラグジュアリーな日本酒ブランドSAKE100の中でも一際値段に目がいってしまうのが、一番最近リリースされた「現外(げんがい)」。
お値段、なんと15万円也

このお酒の何がすごいって、阪神淡路大震災で大きな被害に遭った酒蔵で奇跡的に生き残ったタンクの酒母を搾って24年熟成したお酒ということ。
通常は、酒母に蒸米・麹・水を加えて醪にしてからお酒を絞るのですが、被災直後でお酒を造るに造れなかったため、酒母の状態で搾ったそうです。
しかし、そのままでは酸味が強く、ひっそりと熟成させて飲み頃を探っていたところ、なんと24年目にして甘味・酸味・苦味・旨味が複雑に絡み合った高い次元の味に昇華したのだそう。

今回、初めて現外を試飲することができたのですが、今まで飲んできた熟成酒とは一線を画す味わいでした…!!

まず、普通の古酒は濃厚で重い味になりやすいのですが、現外は驚くほど軽い
しかし、もちろん軽いだけではなく、香りは非常に複雑で、ドライフルーツやスパイスを感じさせる深い香り。ひとしきり香りを満喫した後に口に含むと、そのギャップに驚かされます。
説明を受けた通り、甘味・苦味・酸味・旨味、本当に全ての味の要素が絶妙なバランスを構成しているようで、特に一般的な古酒には少ない、軽やかな酸味が印象的でした。うむむ、これは本当に唯一無二のお酒だ。

…余談ですが、現外を飲みながら「一口いくらなんだろう…」と考えてしまう私が日常的にSAKE100を楽しめる階級になる日は遠いのでしょうね…。。

画像10

最後に、ちょっと本題から逸れた話になるのですが…。
最近、様々なモノやコトに対して「やはり、最終的には"人"だなあ…」と思う。

日本酒も、食材も、調味料も、道具も、とにかくなんでも、やっぱり"この人いいな"と思う人が作ったものを買いたいし、使いたい。
そして、それは物質的なSAKE100のお酒というモノだけではなく、SAKE100が作ろうとしている日本酒の未来についても。

SAKE100のこだわりや魅力は数多あれど、とにかく「生駒さんが圧倒的に信頼できる人」なので、私はSAKE100が大好きだし、すごく期待しています。本当に日本酒の未来を変えていくのだろうなと。

…なんて、極めて個人的で抽象的で無責任な終わり方になりそうなので、優良なインタビュー記事のリンクを貼っておきますね…!
 こちらをご覧になれば間違いないです。笑

そして、そんなSAKE100がラグジュアリーなペアリングディナーを開催されるそうなので、ご興味のある方は是非!!

開催概要
日時 : 2019年12月5日(木)19:30~22:00(受付開始19:00)
会場 : Ode
住所 : 東京都渋谷区広尾5-1-32 ST広尾2F
会費 : おひとり様 30,000円(税込)
 ※ 最大3名様までご一緒にお申込みいただけます
 ※ 20歳未満の方のお申込みはできません
お問合せ : support@sake100.com


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?